平成29年度、昆布生産予想
題しました〝平成29年度、昆布生産予想〟は、あくまでもあらパパさんの予想です。
先日から新聞等々で紹介されている釧根地区(北海道の釧路根室管内)の状況は、全般的にみて芳しくないようです。例年と比べるか、昨年と比べるかでも大分違いは出てきますが、何れにしてもパッとしないような気がします。
そして、昨日入手した浦河町の磯周りの写真。
漁業者からの情報でも、パッとした話しは聞こえてこない。
潮が引くと磯周りに繁茂している昆布は、キラキラしてワサワサして、一般の方々の目から見ると〝今年は昆布ありそうだな~〟と思われるでしょう。実は浅瀬の磯周りの昆布は、日の光が届きやすいこともあり成長が早いので、そう見えても仕方がないのだけれど、通常採取される7月の初めまでには、ほとんどの昆布は質が劣化し、少なくなってしまうのです。
なぜって!?
すでに、写真でも少しだけ白くなってる部分があるかと思うのですが、少しでも干上がった部分は、その後枯死してしまうのです。
そんな浅瀬の昆布が沢山あったとしても、日高管内での生産量を多く見込むことは難しい。
生産を多く見込むのであれば、ある程度深いところの繁茂状況が決め手になります。
浦河町の漁業者のお話しでは、〝今のところ深い所には生えてる昆布が見えない〟という。
その他の地区(えりも方面)もパッとした話は聞こえてこない。
それでも、昨年の状況がすこぶる良かったのであれば、日高管内の場合、ある程度は見込めるけれど、昨年もパッとしなかった状況下では、昆布倉庫の貯金分も期待は薄いのか!?
あらパパさんのいる道北も、増産地区である利尻島の天然昆布がパッとしないので、地方の稚内宗谷に踏ん張ってもらいたいところ。
一番の希望は、大増産地帯の道南。
今のところは、養殖関係の漁業者からの情報では、4月の爆弾低気圧後の被害も最小限で済み、その後の生育も順調と聞く。
がしかし
函館(旧恵山町尻岸内地区)では、昨年以上に天然のマコンブとガゴメが皆無なんだとさ。
雑海藻もまったく生えていないほど、海底は真っ白なんだそうです。
これ以上の減産が無いように、昨年のような大きな台風被害がないことを祈るばかりです。
話は若干それますが、〝昆布が少ない少ない〟という年に限って、昆布の出荷率というものは、思いのほか出てこないものです。
理由をここで明確に書くことはできませんが…、
まっ、そうゆうことです。
なので、今年の昆布生産予想は、昨年度より少々あるのかなとも思うのですが、変わらないか下回るくらい(過去最低実績の連続更新)の感覚も、あらパパさんは持っているところです。
なんだか、崖っぷちに立たされた気分ですね。
ジタバタせず、腰を下ろして、思いっきり〝うっちゃり〟でもかましたろ~かな。
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