羅臼の男が出前授業
昆布王と呼ばれる羅臼昆布を生産する〝羅臼の男〟が、昨日から旭川近郊の小学校で羅臼昆布の〝食育授業〟を行っています。
昆布はどのようにして採られているのか、そして、どれだけの手間をかけて作り上げているのか。
店頭に売られている昆布になるまでの工程や昆布の見方など、貴重で高価な羅臼昆布を実際に使い、体験を交えた食育授業を行っています。
講師:昆布の表面に白く出ている白い粉は、昆布のうま味成分なので、舐めると美味しいんですよ~。
生徒:えええ~~~…。塩じゃないの~~。しょっぱいかと思ったぁ~。
羅臼昆布の表面にある白い粉≠塩(薄い昆布の白い粉=塩です)
草の根的な活動だけど、まだまだ続けなくては…と、同行した漁協職員は心の中で叫んでいる。
あと数週間もすれば本格的な昆布漁が始まります。
そういった状況でありながら、羅臼の男(昆布漁業者のリーダー的存在)は各地を廻り出前授業を行う。なかなか出来ることではないです。
あらパパさん、尊敬のまなざし
この昆布業界は、昆布を『採る・作る・宣伝する・仕入れる・売る・買う』といった流通の中で、漁業者(検査員も)自らが出前授業や昆布の魅力をアピールすると〝賛否両論〟様々な意見が聞こえてきます。
あらパパさん、思うんだけどさ、それって悪く言うヤツらの単なる妬みじゃね。そう思うんだよね~。
そんなこといってないでさ、昆布に関わる全ての方々(昆布業界)が、それぞれの得意分野でこういったことを行うことが必須だと思いますよ。
できない(しない)なら、四の五の文句言わず素直に応援してあげりゃ~い~じゃね~か‼
あらパパさんは叫びたい
昆布を単なる商材としてではなく、食材としての魅力や本質を知ることができなければ、これからの昆布の未来に期待することはできない。
上っ面な勉強だけで知れるような甘いものではないので、伝手があるなら現地に行って昆布漁のお手伝い(体験じゃなく経験)とかさせてもらった方がいいと思うよ。
業界人は、普段からたくさん昆布を使うことも大事だ。
使わなければ見えてこない部分もたくさんあるしな。
あ~~~。
久々に羅臼昆布のヒレ刈りを、1石(150㎏)くらいやってみたくなったな~。
ちなみに今日は札幌の札幌ベルエポック製菓調理専門学校で食育授業を開催してるそうです。
雑談の中、とある生徒が「昆布は何処の産地も、味などは同じだと思ってました』そして『羅臼昆布がこんなに手間がかかっているとは知らなかった』…と。
同行してる漁協職員は…大概の方がそう思ってるはずです…と、呟いた。
あらパパさんは、製菓だろうが何だろうが、調理師を目指している方たちが北海道で採れる昆布は何所も同じものかと思ってるなんて…ビックリポンだよ。
これが現代の日本の姿なんだね