こんぶの目利き
店頭に売られている昆布製品を見立てることができますか?
『余談』
日本全国に流通している日高昆布を例にあげてみましょう
特選という文字があるかないか!?
他にも、上浜とか特上浜とか、1等検とか色々ありますけど、その商品を見て何がどう違うのか!?
あなたの求めるものなのか!?
価格が適正なのか!?
わかりますか?
わからないですよね
悪徳業者が売れやすくするように表示しているだけの製品もあるけれど、品質によって区分けされているところが大半です
特選と表示されている製品であっても、日高昆布と他の種類の昆布では区分けの内容が違います
日高の場合は等級だったり部位だったりの違いで表示されることが多いけれど、他の種類の昆布の場合は養殖昆布に対して表示されていることもあります
このように、昆布製品には様々な種類や品質があるので、目利きを行うには様々な情報や経験が必要になってきます
昆布製品の目利きは難しい
習得するにはそれなりの時間と経験が必要になってきます
食のプロである方たちであっても、昆布の良し悪しを明確に目利き出来る方は極わずかだと思いますし、ましてやそれについてを説明することは余程の経験のある方でなければできることではありません
7月、京都から集まった食のプロフェッショナルな方たちを、日高昆布の生産地!襟裳から三石地区を案内し、昆布の目利きに関する勉強会を開催しました
開催後は、勉強会で得られた知識をもとに、昆布製品の購入できるお店へ…
お店には、特選なる日高昆布と特選表示のない日高昆布が陳列され、その製品をもとに改めてあらパパさんの知識を購入者へ伝授しました
何が違うのか
価格は適正か
用途の目的は
店主(昆布生産者)は、あらパパさんの説明があるかないかでここまで商品の売れ行きが違うのか!!と驚いておりましたが、消費者がどのような昆布を欲しがっているのかを考えて作られた商品だからこそ、あらパパさんはその商品に対して熱弁することができたのです
あらパパさんがこれまで見てきた中でがっかりしてしまう商品は、その昆布の特性を全く無視したものです
例えば、早生・走・後・採・拾などを一緒くたに売られていたり、後どりでガバガバした分厚い昆布や青コケの出そうな(出ている)子のう斑の出た昆布をダシ用昆布として売っていたり…
昆布屋さんであれ漁協であれ昆布生産者であれ、産地や等級だけにこだわっている商品のそのほとんどが、そういったものが多いと感じてます
それぞれに特徴のある昆布なのだから、その昆布の特性を活かし、かつ、消費者の求める商品を作った方が…
絶対にイイに決まっている!
コロナ過の影響で本年度の生産された昆布も、昨年同様に価格も流通もパッとしません
食べる用昆布と一部のダシ用昆布は昨年とほぼ同様の価格で推移しておるようですが、ダシ用昆布のほとんどは昨年よりもさらに価格は下回っております
来年こそコロナが落ち着く
価格も徐々に戻る
国に北海道に助けてもらう
こんなことばかり考えていては前に進みません
将来を担う子供達のために!
あらパパさんと出来ることから何か始めませんか!?
昆布製品の6次産業化、製品のアイディア、品質のこだわりや管理などなど
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
あらパパさんへの連絡方法はFB、LINE、Gmailのどれかへお気軽に!
・FBのメッセンジャー
・LINE
・Gmail
arachinpapa@gmail.com
『余談』
先日、室蘭に住む娘から連絡がありました
1か月ほど前から新たな住居で同棲を始めたらしく…
『彼が色々と使ってみたいというので昆布が欲しい』と…
親バカなあらパパさんは
幼馴染の同僚からいただいた浜中産のナガ棹前コンブと利尻島産のリシリコンブをチョイス
天日乾燥のもので、旬の時期に採取された(棹前は当然に旬の)もので、子のう斑の出たものは除いたあらパパさんのチェック済の昆布を準備!
旬の時期に採取される棹前コンブであっても、子のう斑の出たものは取扱注意です!
天日乾燥(機械乾燥は確実に)であっても、水戻しすると子のう斑からネロネロヌルヌルした物体が出てきます
ダシは濁るし不思議な風味もあるので、食べるにせよダシを使うにせよ、一般消費者には誤解を招く品質の製品です!
あらパパさんは、緑色に濁ったダシごと煮て、佃煮を作りました
とっても美味しいし旨い
何でもそうです
昆布も(人材も)用途に合わせて(適材適所で)使う(仕事していただく)ことが大切(重要)です
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