昆布製品の説明会週間
7月の半ばから始まった、宗谷管内りしり昆布製品規格の浜説明会がそろそろ終盤を迎えています。
枝幸漁協天然1ヶ所、猿払漁協天然1ヶ所、宗谷漁協天然5ヶ所、稚内漁協天然2ヶ所、利尻漁協養殖4ヶ所、船泊漁協天然10ヶ所と養殖1ヶ所、香深漁協天然6ヶ所と養殖1ヶ所。
あとは再来週、利尻漁協の天然の説明会で終わる。4地区で20ヶ所以上はあるかと思うけど頑張ります。
宗谷管内の浜説明会、各地区をある程度回り思ったこと。
全体的に出席率が少ない。少ないと言うより少なすぎる。
1ヶ所3人とかの地区もあったり、出席率が悪くなったので数地区をまとめて漁協の会議室で行ってる場所では対象の漁業者が百数十件あるのに対し”6人”というところもあったりする。何とかせねばと思った。
規格や選別方法が毎年変わらないので、変更があったという情報がなければ、わざわざ忙しい時間を割いて出席するほどの事ではないというのが理由なのか!?
選別方法以外でも、伝えたいことはあります。
特に異物関係。
食品を扱うという意識を少しでも強めていただくためにも、できるだけ多くの漁業者に聞いていただきたいこともあります。
クレームや問い合わせの内容などの話をしても、『おらほのではないのだろう』『よその地区のものなんだろう』という理由から意識を高めない漁業者もいらっしゃるようです。
一つ、あらパパさんからお話ししたいことがあります。
昆布業界もたくさんの利権が絡んでいます。
悪い昆布があっても『泣き寝入りするしかない』というお話をよく聞きます。
人気のある地区や昆布は、少々の問題があっても…。
場合によっては大変な損害があったとしても、当該の漁協や生産者へのクレームや問い合わせすらできない昆布業者さんは大勢いることをご理解ください。
ちょっと考えりゃ~誰でもわかることですが、クレームを入れると荷割されなくなったり売ってもらえなくなることが多分にあるようです。
『今までクレームがないから』『高齢者が多いので仕方ない』『みんながやってないので自分だけするのは意味がない』など夾雑物の入らない工夫や努力を怠る様々な理由はあるかもしれませんが、昆布という食品を扱ってる以上、そんなものは理由にならない。
昔々からある昆布の標語をお伝えします。
『買う気で作れ売る昆布』
間違っても売る気で作れ売る昆布ではないことをご理解いただきたい。
昆布は商材である前に食材であることも忘れずに…。
鮭定置漁が主な漁業者ですが、昆布の採取も製品作りも説明会出席率も高い地区もございます。
昆布を主にしている漁業者さん、見習うべきです。
昆布で食っていがね~ばなんね~おらほは、そったらごどしてら仕事になんね~という『あなた』。
そったらごどしてたら将来がありません。
あなたの時代のみ考えているから、後継者が育たないのではないでしょうか!?
我が子や孫の時代につなげられる自慢のできる仕事をしたいと…、男ならそう思いませんか!?
今の環境を良い方向へ変えられる努力。
あらパパさんもその努力の一助になれることなら惜しまず何でも実行してみたいと思います。
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