リシリコンブの生産地
久々に天気が良い稚内市。
浜を回ってきました。
昆布漁前にウニ漁が忙しいのか、浜にはムラサキウニの殻があちこちに転がってはいるものの、昆布漁の準備をされてる漁業者も見られなく、少量ではあるけれど拾った昆布すら干されてる浜もなかった。
陸から海を眺めても、目立つ海藻はホンダワラの群生。昆布のコの字すら見られない浜は、あらパパさんにとっては寂しぃぃぃ~。
やはり、漁業者から訊いた通り、ノシャップ周辺の繁茂は皆無に近い状況なのか!?
いや!! 採ってみなくてはまだまだわからん!!と空元気で意気込むあらパパさん。
そうそう、タイトルにある『リシリコンブの生産地』ですが、皆さんご存知の利尻島(利尻漁協)。そこで水揚げさる昆布は当然リシリコンブなのですが、利尻島以外にもリシリコンブが各地で水揚げ生産されているのはご存知でしたか!?
宗谷管内だけでも、利尻島のお隣、礼文島(香深漁協、船泊漁協)や、稚内市(稚内漁協、宗谷漁協)の他にも猿払村(猿払漁協)や枝幸町(枝幸漁協)でも水揚げされてます。
宗谷管内以外にも留萌管内や網走管内でも水揚げされていますし、細かく言えば、南は石狩湾、北は知床赤岩、ペキンノ鼻まで至るというのだから何がなんだかわからなくなる^^;。
数量の少ない地域もありますが、各地、歴としたリシリコンブの生産地なのです。
とはいうもの、品種はリシリコンブであっても、良いダシのでる商品名『利尻昆布』の生産地は一体どこなのか!?
見た目は綺麗なほうが良いとか、幅広肉厚なものが美味しいだとか、価格が高いものが最高だとか、色々と業界では言われてますが、昆布の検査員あらパパさんとしての仕事以外に、昆布大好き熱血オヤヂとしてのあらパパさんの仕事ととして、自分の五感をフルに使い、様々な体験と経験を積んで『本物の利尻昆布』を見極めたいと思っております。
世の中、当たり前や通例とされていることを、調べたり聞いたりしただけで話はしたくない性質なもので^^;
7月から各地の説明会も始まる予定です。格付業務も徐々に入ってきます。各地のリシリコンブを見る機会や、漁業者から様々なお話を聞けるチャンスも増えてきます。
少々緊張もしてきましたが、何より楽しみの方が強いかもしれない。
極寒の季節を耐え抜いた稚内公園のアルメリアと宗谷海峡、今が見ごろです。
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