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ニュージーランドの褐藻類~ネット談義

あらパパさん

今回の記事はかなりマニアックでネット談義の記録みたいようなものなのでタイトルを見て興味ある方だけ目を通してみてください^^;
 
最近いろいろと仲良く付き合わせていただいてる
浦河町地域おこし協力隊の一人で、長くニュージーランドでガイドツアーなどのお仕事をされてたこの方→中川貢さんから貴重な写真をいただいとことろから始まった
 
~中川氏~
写真の整理をしていたところ
こんなものがでてきました。
NZの昆布 こんなんです

 
~あらパパ~
ニュージーランドの昆布(°_°) すご~い(°_°) 立派ですね~
ニュージーランドの どの辺りでいつ頃の状況かわかりますか?
わかる範囲内で教えていただきたいです^ - ^
 
 
~中川氏~
3年前の1月くらいですね
カイコウラ(イセエビを食べる町という意)の少し北のオハウポイントです
かわいいオットセイの赤ちゃんもどうぞ!

わっ 可愛い~
 
 
ええい!イセエビもどうぞ

うっ 旨そう~
 
~あらパパ~
ちょっと検索してみたらこんな記事を見つけました
元来NZには繁茂してなくロブスターの養殖への影響があるらしいとありますが… その辺の話…現地で耳にしてませんでしたか?
すでに商品もあるようです
 
~中川氏~
ほんとだ、こんなのあるんですね~
知らなかった
影響の話は知らないです すいません
 
 
…というやりとりの後
僕の中での昆布博士へ写真を添付しメッセージを送った
【現在は釧路市のマリモ博士でもある】
 
~あらパパ~
先ほど、ニュージーランド帰りの知り合いが写真の整理中にオットセイと昆布と題した写真を送ってくれました
撮影場所は、カイコウラ(イセエビを食べる町という意)の少し北のオハウポイントだそうです
見た感じ立派そうな昆布なので、早速『ニュージーランド 昆布』で検索してみたところ、日本からやってきた昆布、ロブスター養殖の漁業被害、ニュージーランド近海100%の昆布パウダーなど、様々なページがありましたが、どのような種類でいつごろから繁茂してるとか、実際に日本からの昆布が根付いたとか… ご存知のことだけでよろしいので、何かありましたら教えてください。
 
~小林博士~
今回もとても興味深いご連絡をありがとうございます
カイコウラというのはオットセイで有名なところなのですね、初めて知りました いつか行ってみたいですね^^
さて、写真の海藻についてですが、どうやらこれはコンブではなく、Durvillaeaという巨大になるヒバマタのなかまのようです
マリモ研究室にある『SEAWEEDS OF AUSTRALIA(オーストラリアの海藻)』という図鑑の表紙は、荒井さんが送ってくださった写真の海藻と同じもののように見えます
 
次に、ニュージーランドのコンブ類についてですが、メインは日本には生育してないMacrocystis(ジャイアントケルプとも)やLessoniaといった、1個体にたくさんの葉を持つ種類です
ラッコがこれらの海藻を体に巻きつけている様子などは、テレビなどでご覧になったことがあるかもしれません
また、Eckloniaという日本の本州などにも生育しているカジメやクロメのなかまもいるようです。
私も「ニュージーランド 昆布」とネットで検索したところ、「ニュージーランドに日本の昆布が…」というものを見つけました
以前荒井さんがおっしゃっていた、マコンブが日高地方の港湾内に入り込んでいるような状態が、ニュージーランドでも起こっている可能性は否定できません
カイコウラ近くのウエリントンの海水温は年間11~18℃だそうで、繁殖も十分に可能であると考えられます
しかし、海外で日本のコンブが繁茂しているという旨の論文は、私は今のところ見たことがないので、北海道にあるようないわゆるコンブがニュージーランドで問題になっているということはないのではないかと思います
ただ、ワカメはヨーロッパをはじめとした世界各地に分布を広げており、あらゆる国で「日本から来たワカメは悪者だ!」という論文がたくさん出されています(完全に思考停止状態です。いつも辟易していました)。もしかすると、ネットにあった「ニュージーランドに日本の昆布が…」の昆布はワカメのことを指しているのかもしれませんね
以上が、ニュージーランドのコンブに関して、私が知っていることと、個人的な考えです
 
~あらパパ~
お忙しいところありがとうございますいつもいつも分かりやすく教えていただきたい感謝です
また何かありましたらよろしくお願いします
甘えてばかりですいません(^^;;
 
~小林博士~
いえいえ、荒井さんからの質問はいつも気になる話題ばかりで、自分の知識の確認にもなっています^^
あと、バラスト水が原因だとしても、ワカメは配偶体だと水温30℃の赤道を通過できるでしょうが、コンブはマやホソメでもほぼ不可能だと思います
 
小林博士! 流石です!! 勉強になりました
 

 
その後、小林博士よりFBにアップされた記事です

この本の海藻、コンブに見えますよね?

ニュージーランドの海藻を調べていたので、オーストラリアの海藻を参考にしたのですが、実はこれ、コンブではありません。
どちらかというとヒジキに近いのです。

ネットで海藻について検索してみると、世界で一番海藻を利用しているであろう日本人が、海藻について知識を持っていないことを、強く思い知らされます。

もちろん自分も、目の前で見たことのない種類がたくさんあります…。
釧路に戻ったら、なにか動いていきたいなあと、漠然と考えています

 
あらパパも思った!
昆布のこと、知ってるようで知ってない日本人、北海道人、業界人、生産者! 間違った知識をすりこまれてることが多い!
問題アリアリだ!! 正しい経験と知識は必要! 
聞くだけでなく実際に経験することが大事だ!
日本食が無形文化遺産に登録された今、昆布の良さを世界へアピールできる大きなチャンスでもありますからね^^
まだまだ勉強しなきゃダメだな~
ニュージーランドとかアイスランドの視察! 機会があったら
行ってみて~^^;
 
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Posted byあらパパさん

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