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こんぶログ

昆布の採取方法「釧路・根室編」

2013/11/08
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11月の昆布大使レポート!
あらパパは北海道の昆布採取についてを提出しました
すると 管理人さんより
地区ごとに分けてくれ! そうダメだしされた^^;
一般の方にもわかりやすくとのこと・・・
ということで
ふるさとである釧路地区と第二のふるさと根室地区を皮切りに
現在お世話になってる日高地区、そして長くお世話になった羅臼地区の昆布の採取についてレポートしました

 
荒井孝幸 昆布大使(北海道)

みなさま、こんにちは。
北海道は日高昆布の品質チェックマン! 荒井です。
今月は、釧路・根室地区の昆布の採取方法について、ご紹介したいと思います。

みなさまご存じのとおり、北海道では様々な種類の昆布が採取・水揚げされています。
昆布には大きく分けて、2年生の天然と養殖、1年生の天然と促成養殖があります。
天然昆布も養殖昆布も、基本的には、昆布の品質が最高の状態で採取・水揚げするのが理想。
いわゆる「旬」といわれる時期に目掛け採取・水揚げされています

北海道道東の釧路・根室地区では、採取される昆布の殆どが天然昆布になります。
2年目のナガコンブとアツバコンブという種類が主体になりますが
中でもナガコンブは薄くて柔らかな状態が求められ、
旬と言われる時期前の6月に数日間限定で間引きを兼ねた採取が行われています。

早煮昆布として重宝される棹前(サオマエ)昆布は、一般的に2日から5日間程度の採取になりますが、根室地区の貝殻島産昆布は棹前採取が主な漁場となり、10日から20日間もの採取日数があります。
採取時に使用する鉤棹(カギサオ)は、水深に合わせ様々な長さを準備しています(ジョイント式もある)

特に水深と潮の流れの激しい貝殻島周辺では、10メートル以上もある長い鉤捩り棹(カギネジリサオ)を使用する方も少なくありません。通常は10㍍前後に成長したナガコンブを、鉤部分にかけて引き上げ手で抜き採ります。
ナガコンブは棹前採取が終漁し1ヶ月程すると、身入りも良くなり「旬」を迎えます。旬を迎え成熟した昆布は「成昆布」(セイコンブ)と呼ばれ採取されますが、7月の中旬から8月の中旬までが最も良い状態の昆布になります。
その後も採取は続きますが、8月中旬から9月中旬にかけてアツバコンブ、10月頃になるとネコアシコンブという種類が旬を迎えます。
アツバコンブもネコアシコンブも、ナガコンブよりも水深のある場所に生息しているので、通常の鉤棹では採取することが困難になります。その頃になると捩り棹(ネジリサオ)という棹で絡め抜き採るようになります。

昆布採取は漁業者のレベルに差のでる仕事ですが、力任せの若者に軍配が上がるかというとそうでもなく、自然の力(波の動きなど)を使い、上手に採取する年配者の方に軍配が上がることも多いようです。
この他にも、釧路・根室地区では、春クキナガコンブ・クキナガコンブ・オオアツバコンブ・オニコンブ・トロロコンブなど、様々な種類の昆布が採取されています。

画像は順に

鉤棹で昆布を引き上げた状態
 

L字になってる鉤棹(カギサオ)
 

カギサオのL字にV字を合わせた鉤捩り棹(カギネジリサオ)
 

二股になっただけの捩り棹(ネジリサオ)
 

女性の髪飾りに似てることからカンザシと呼ばれる捩り棹
 

昆布の繁茂が少ない年や場所で活躍する掬い棹(スクイサオ)
通称、魔法の鉤(マホウノカギ)と呼ばれています
 

最後の写真は数年前に僕のブログに掲載した写真ですが
掲載許可を頂いたかどうかわからない写真です。
参考までにご覧になってみてください。
貝殻島棹前昆布採取時に使用する長い鉤竿を操る漁業者です。
 

次回は昆布の採取方法「日高編」を考えています。

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●荒井孝幸 昆布大使
日々、昆布に関わるネタを物色中。
昆布に対する情熱は、誰にも負ける気がしません!
あらちんパパのこんぶログもヨロシクね^^v
http://blogs.yahoo.co.jp/arachin0

【こんぶろぐ】
http://kombu-net.jugem.jp/?day=20131103
 
 
 
 

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あらパパさん
Admin: あらパパさん
食事をとるなら良いものを。
食材と手作りにこだわりを持った熱血オヤジは、質の良い昆布が大好物。
本物の『食』には、本物の食材と手間暇、そして愛情が必要です。
質の良い食材をバランスよくシンプルに丸ごと調理することも大事です。
家族の笑顔と健康が、美味しさと幸せの証。
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