-
新型の栄養失調
毎日楽しみにみているNHKの連ドラまんぷく。 裕福な家庭では戦後でも食材が揃っていたのでしょうか。 旦那が売れない画家で生活が大変だと言っている福子の姉、克子の家の食料棚には昆布などのストック食材が置かれておりました。何だか…イイな〜。現代では考えられないし、見られることも稀な光景だと思うのですけど、当時の家庭ではこれが当たり前だったのか、それともテレビの絵的に必要だったのか。(コメント頂いた歯...
-
ダシの色とダシの風味
10月に採ったか拾ったと思われる品質のリシリコンブ。後採り昆布や加工用として格付されるリシリコンブ。先日、出荷された昆布製品からサンプルに1本だけ引っこ抜いてきたリシリコンブ。いつも美味しいダシと風味豊かなリシリコンブを使わせていただいているあらパパさん。今回は、後採り昆布のダシを色々と使ってみました。先ずは単純に、水500㏄に5gの昆布と煮干を入れただけの水出し。一晩経った状態で鍋の中を覗いてみると、...
-
後採り(ゴドリ)のダシ
11月も中旬を過ぎると朝は暗いし外は寒い。 雪がちらつく時期の昆布検査は、寒すぎて手はかじかむし足は冷たすぎて痛いし身体は硬直するので腰を痛めやすい。今日も軽く腰を痛めちまった。 そんな寒々とした昆布検査でしたけど、お昼に頂いた熱々の鍋焼うどんが硬直した身体のコリを解してくれた。お出汁のきいた汁物は幸せだね〜 これからの時期は鍋物に限る。寒い年ほどダシ昆布も売れるらしいけど、昆布を使って...
-
2010年産の枝幸昆布
あらパパさんは、昆布をコレクションしている。そんな情報をブログなどから知った方々から年代物や珍しい昆布を頂くことがたまにある。 『昔、昆布のアルバイトに行ったときに賄いでもらった昆布が、倉の奥から出てきたので差し上げます』、『サンフランシスコに行った時、昆布が売っていたのでお土産に買ってきました』『おぼろ昆布用に何年もアンジョウしている昆布があるので少しお分けします』、『消費地の昆布屋さんが廃...
-
昔のラーメンが食べたい
昔風(むかしふう)ではなく、昔のラーメンが食べたい。普段、テレビをあまり見ないあらパパさんですけど、朝の連ドラは毎日欠かさずみています。まんぷくヒロイン役の安藤サクラさんがたまらなくステキですよね。そして、ちょくちょく出てくるラーメンがまた何とも美味しそうだ。 戦後、食糧が乏しい頃のラーメン。塩っ氣が足りないというシーンもあったけれど、うま味だって現代のラーメンには到底およばなかったと思う。濃...
-
昔の夢からの卒業
またまたです。大ファンでもある、植松努さんのブログタイトルを真似っこしちゃいました。そして、んだんだ(北海道弁、そうですそうです)と共感した文言も羅列しちゃいます。 【植松努のブログ『昔の夢からの卒業』より引用】・ちゃんと勉強をしないと、いい会社には入れない。と脅されます。・いい会社とは「安定していて、楽をしてお金をもらえる会社だ」と教えられます。・いまだにこれを「夢」だと思い込まされている子達が...
-
昆布ダシは60℃の湯で…
【昆布のダシのとり方】1)鍋に張った水に昆布を入れ数時間放置してもとれます。2)鍋に張った水に昆布を入れ沸騰直前で昆布を引き上げてもダシはとれます。3)鍋に張った水に昆布を入れグラグラと煮立ててもダシはとれます。4)鍋に張った水に昆布を入れ60℃で1時間煮出してもダシはとれます。5)炊飯ジャーに張った水に昆布を入れ、保温で丸一日入れてもダシがとれます。どんな料理を何処で誰が作るかによって、昆布のダシのとり方は様...
-
職業病?
昆布の検査員のあらパパさん。根室で17年、日高で7年、そして宗谷では3年目の繁忙期を終えようとしている今日この頃です。ここ数年、この時期になると悩まされるのが腰痛。特に宗谷管内に赴任してからは毎年悩まされています。 昆布の積み込みとか荷下しとかそういった事で痛めるのではなく、地べたに並べた昆布へ証印を押す姿勢とか、昆布の仕立ての長さが中途半端で、特に3等4等は垂直に立てて見るとバラバラになるので、斜...