稚内おおなご
稚内ブランドの加工品には、大女子利尻昆布甘酢〆とおおなご魚醤が販売されています。
以前の記事でも紹介しましたが、昨年初めて食べた天然食材のおおなご(大女子)は、釘煮で有名な〝イカナゴ〟という魚。
そのイカナゴは、稚内や利尻の海では、一般的にイメージされる大きさとは違いかなり大きいのです。
ここで獲れるイカナゴを煮たら〝五寸釘煮〟どころではない大きさになちゃいますね。
〝おおなご〟は刺身が美味い
そんな情報を得ていたあらパパさんは、今年こそは〝刺身を食べてみたい〟と思い、おおなごの底引き漁が始まる前の、利尻島での漁獲を狙って、新鮮なおおなごを如何に入手して食べようかと目論んでいた。
しかし、もう一歩というところで叶わず。残念でした。
仕方ないので、この時期の底引き船が獲ってくるコタコタの〝おおなご〟をスーパーで購入。
基本的にここで獲られるおおなごは、養殖魚や水族館にいる海獣のエサ用ですから、小売りでも20㎝~30㎝のおおなごが22匹入って、なんと280円という激安なんです。
庶民の味方おおなご、万歳です。
それでね、中には硬直が解けてない、ピンッとしたおおなごもいたりするので、それを思い切って刺身でいただいてみることにしました。
思ってたより身がキレイ~でびっくりです
でもね、一口食べると身は柔らか。くちゃくちゃです。やっぱ鮮度かなぁ~。
鮨ネタとしてはどうだろう!?
食感があまりにも落ちてしまっているので、正直、美味しいとは言えない。だけど新鮮だったらどうなのかな?とも思った。
干物で食べると、意外と脂が多い魚なんだけど、生の場合は思ったほど甘味やうま味も少ない。やっぱ干物が一番かな~と思いつつ、天ぷらを作ってもらった。
背開きにして1匹を丸ごと揚げてもらった。
見た目は小ぶりなアナゴに似ていて、味はさっぱり食感はフワフワ。
昆布のダシをガッチリきかせた天つゆに、おろし大根とショウガでいただきました。
旬の食材はやっぱ美味しいですね。その食材にあった食べ方も大事です。