独り立ちと半人前
あらパパさんとこの部下君は、今年で3年目の新人君。
これまで、特に問題もなく、悪いこともしなかったので、今年からは26年選手のあらパパさんと肩を並べて、現場業務を頑張ってもらう予定。
部下君の名前の入った証印で検査した製品が、今年から全国各地に流通するのだということを意識し、責任を持って検査業務にあたってもらいたいと思います。
独り立ちです
とはいえ、まだまだ半人前。
昆布の検査員として必要な、〝規格〟やそれを見極める〝眼〟は、この2年間である程度は養われてきてはいますが、体験と経験が浅いことにより、型にハマった流れから外れたり、突拍子もない質問に対しては、まだまだ戸惑いがあったり、上手く返答することはできていません。
何事も初めから先生になれる方はいませんので当然のこと。なのでそこら辺は今から心配することはない。これから何年もかけて、いろいろと勉強してください。
それは検査員の先輩からの教えだけではなく、漁業者だったり漁協職員だったり系統の方々だったり、業界全体から、昆布に関するすべてのことを吸収し自分のものにするということだからね。それだけ耳を傾けたり、様々なアンテナを張り巡らせるということが必要なんだよ。
今日の説明、なかなか良かったと思います。
あらパパさんが、あたなと同い年、羅臼を任されて説明会に挑んだ時、これほど落ち着いて説明はできなかったし、緊張が最高潮で口は回らなくなるし胃は痛くなるし、夜は毎日酒に溺れてたし…。
それから見たら、部下君、あなたの今日の説明会は100点満点。よく頑張りました。
この調子で、来週の利尻、再来週の枝幸、礼文…もしかして稚内も。
頑張るべな
そうそう、話は変わるけど、昨年は食べることが出来なかった、宗谷のホタテラーメン。
美味しさの基本は、どこのラーメンも同じですが、ホタテの濃厚なダシは半端ないですね。
どのこ観光地でもそうなのですが、海鮮系のラーメンって、冷凍ストックされた海鮮をトッピングするだけの見た目重視ですが、正直、あらパパさんにとっては全く価値のないメニューの一つ。具は不味いししスープがどれだけ美味しいかというと、普通のラーメンとほぼ変わらない。
だけど、ここのホタテラーメンは〝価値ある〟と思いました。
せっかくなら、茹でて目にも鮮やかな〝宗谷の昆布〟をトッピングされていると、120点とあらパパさんは叫ぶんだけどな~なんて思ったりもして…。
次はホタテカレーを食べてみたいと思います。
見た目シンプルですが、トッピングされたホタテの美味しさもさることながら、スープのホタテダシがものすごく濃厚です。
さすがホタテの加工屋さんが経営しているラーメン屋ですね。ご馳走様でした。