カラフトコンブ、みっけた

 昨日から始まった10月の昆布検査。
 昨日と今日、そして明日が稚内漁協の昆布検査。

 リシリコンブの採取量が少ないので価格も高騰。
 加工用なんか昨年の4割も高くなったものだから、今になって拾い昆布を頑張ってる漁業者も少なくない。
 昆布検査で巡回中に、浜に並んだ拾い昆布やハセガケにされた拾い昆布が、この時期にしては珍しいくらいたくさん見られました。

 その中に、ひときわ目立つ昆布を発見。
 通称『タイヤ昆布』という、タイヤの跡のような模様をした昆布がありました。

 実はそのタイヤ昆布を見つける前、検査中に個別指導でタイヤ昆布を出されたのですが、その時は、『タイヤのような模様は若い昆布の特徴でもあるので、加工用へ選別してください』と指導しました。すると生産者は、身入りの良い厚い昆布にもこの模様はあるけど、それも加工用へ選別しなければダメかい?と聞いてきた。

 あらパパさんは…ん? 厚い昆布にそんな模様があるかいな~と心の中で思いながら、厚けりゃ~4等でもいいですよ!と返答。
 漁業者はそれで納得したようですが、その数時間後、ある生産者が拾い昆布してきた生の昆布の中に、肩幅がガッチリとした成昆布にタイヤの模様の入った昆布を発見した。

 それを見た瞬間。若い昆布じゃないぞコレは!!
 こりゃ~ カラフトコンブじゃ~

 ごく稀ですが、リシリコンブの中に『カラフトコンブ』が混ざっとります。
 規格上、混ざってはいけない事ですが、確率的には0.????1%くらいだと思うのでご心配なく。

 生のカラフトコンブを頂いてきて、少しだけ干した状態のものを『深度合成』してみました。
karafutosindo.jpg 
 タイヤ昆布とかリュウモンとか呼び名は色々とありますが、あらパパさんもまだまだ甘いな~勉強不足だな~と反省させられた一日でした。

追伸
この昆布、カラフトコンブじゃないようです。何かは分かりません。
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