なまら旨いぞ北海道-こんぶログ

利尻産のチヂミコンブ

2017/11/17
こんぶの産地 0
 利尻島の昆布検査。
 11月ともなれば件数も数量も少ない。
 そして、この時期は天候もすぐにヤバくなる。
 モタモタしていると帰ることができなくなることも珍しくない。
 いくら時化で帰れないといえど、仕事もないのに観光気分で温泉に浸かってるわけにはいかない。なので日程をつめてもらい、本日で4地区全てを終わらせるために無理して廻らせて貰うことにしました。

 午前中予定した分は順調に終わった、残るは午後からの鴛泊地区の天然昆布検査のみ。
 ほとんどが加工用昆布なので、十分に最終のフェリーには間に合いそうです。よかった〜。

 全く話はそれてましたが、今回の話は『利尻産のチヂミコンブ』でしたね。
 利尻島ではね、チヂミコンブの生産はないのだけれど、この時期に拾った加工用昆布の中には少しばかりですが混ざってることがあるのです。
 実は、採ってる漁業者本人がチヂミコンブとはわからずとってるのが大半です。
 わかって採ってる方は極々稀なのですが、その極々稀の漁業者さんの加工用昆布には混ざってることはありません。それは混ぜてはいけないという認識があるのではなく、チヂミコンブが好きでなので賄いとして避けてるからです。 
 本来、規格から言うと、種類の違がう昆布を混ぜることはできないことになってるのですが、まぁ~なんだ、許容範囲ということで検査は通ってます。ってか用途面を考慮しても問題は発生しないでしょうね。問題が発生しないからといって規格を無視して良いという考え方にはならないのですけれど…。

 話は変わって、今度は食べ方。
 あらパパさんも大好きなネバネバ昆布は、細く刻んでぬるま湯を入れて混ぜてドロドロになったら醤油を入れて更に混ぜる。あとはそのままご飯にかけたり、納豆に入れたり大根おろしと混ぜたりして食べたりするのですが、その漁業者は『キャベツの千切り』と混ぜて食べるそうです。

その食べ方は初耳だ

 出張予定が繰り上がったので、週末はゆっくりできそう。ぜひその食べ方、試してみようと思います。

 利尻島でも沓形地区の一部に繁茂していると言うチヂミコンブ。
 この時期に拾う昆布のほとんどは、質の劣る加工用になるけれど、あらパパさんのコレクションがまた一つ増えて嬉しいぜ。
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