昆布検査で久々に泣きました
先週、天候が怪しいという事で、昆布検査の日程を前倒しして利尻島から帰ってきたのですが、やはり予定通り暴風雪な天候が続き、宗谷管内は一気に真冬の景色へと変わっていきました。
本日も、朝から怪しい天気の中、早朝からフェリーに乗り礼文島へ。
昆布検査の予定は船泊と香深。
件数や数量はこの時期の検査なので多くはないのですが、なにせ雪は降ってくるし路面も悪いので、集荷の進みがよろしくなく、思った以上に時間がかかってしまいました。
しかも、この時期では珍しいマイナス5℃という気温だったので、そこで関わる人たちの動きもかなり鈍かったことも時間のかかった原因だと思う。
だってね、なまら寒かったんだぜ
まだまだ真冬の気温に身体が馴染んでないときだからなおさらかもしれないけど…
しばれた~
そしてさ、この時期はさ、屋外で昆布検査するわけじゃないので、倉庫内に上がるときは靴を脱ぐじゃない。脱ぐときはスリッパなんかも用意して履くのだけれど、今回は素足(靴下は履いている)だったのさ。
でね、想像して(本州の方には想像しにくいかも)。
足がさ寒さで硬直して、冷たいというより痛みを感じるほどの感覚になることってあるでしょ。そこにさ、1束15㎏のガリッガリに乾燥している昆布製品を移動させる際に、つま先からぶつかってきたんだよ!!
痛いなんてもんじゃないぜ
もう、泣きそう、というより、涙が出たよ。痛すぎて。
こんな寒い中の昆布検査なんて・・・・・と、愚痴を言いそうにもなったけど、そんなマイナスの世界の海から1年昆布を揚げてきて、ロープに巻き付けし、そして海に戻す作業。これを、来月の12月まで続けるオーガニック昆布を生産する漁師さんたちは、朝の3時くらいから動き回ってるのだから、この程度の話をブログに書き綴るなんて自分でも情けないとは思っています。
したけど、今日は寒かったし痛かった~
けどね、この日に用意されてた昼食なんですが。普段はお昼ご飯を食べないあらパパさんですが、この時ばかりは『アツアツの鍋焼きうどん』のありがたさに感謝した日はなかったな~。身体が一気に温まり、生き返った~って感じがしました。幸せでしたね~。
繁忙期は観光客でにぎわっているのですが、閑散期は漁協職員の給食的食堂になっているのだそうです。
本日のメニューは、島海苔をたっぷり振りかけた贅沢な鍋焼きうどん。
あらパパさんの人生の記憶にしっかり保存されました。
スポンサーサイト