カンカイの一夜干し
2017/12/03
北海道、特にひがし北海道ではカンカイのことをコマイ(氷下魚)と言います。
あらパパさんにとっては、子供のころから慣れ親しんだ魚ですから、一夜干し、乾干しの他、身のはじけるほど活きの良いコマイの三平汁は堪らなく大好きでした。
昨日、近所のスーパーでコマイが安く売っていたので、〝寒風にあてて一夜干しでも作ろう〟と思いたち、久々に魚と言うものを購入しました。
一般的に商品化されたカンカイの一夜干しって、頭と内臓が処理されたものなのだけど、あらパパさんの大好きな一夜干しは丸ごと干したヤツ。内臓から染み出るうま味の汁が身に沁みこみ…うめんだ~。
厚岸湖で獲れる独特な風味のコマイ。
たっぷりとイサダを食べてお腹がパンパンになったコマイ。
これで作った寒風干しこそが、あらパパさんの中では最高の丸干しコマイなんだけど。
今ではなかなか食べることができない…懐かしいな~。
カンカイの一夜干しのざっくりとした作り方は、塩して干して焼くだけの三工程。
ざっくり汚れを洗い流した丸ごとのコマイに、コマイの重量に対し1%~1.5%くらいの塩をお好みで加え、昆布の切れ端なんかも入れて、たまに混ぜながら2~3時間置いときます。
それを寒風にあてて干すんだけど、一夜干しといいながらも一昼夜は干したかな~。
表面がカッサカサに干せて、目ん玉が凹んだ感じをみて判断します。
こんなもんだべ
あとはさ、焼くだけなんだけど、できればお腹を上にして両面焼きがいいべな。
味も好みだけどさ、しょっぱくなくって甘いくらいがいんでないかい。
身はジューシーでタンパクだけど、それがまた、うんめんだわ~。
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