炙りバッテラと密会⁉︎
独学中の『おぼろ昆布』作りで、食べきれないほどの『おぼろ昆布』が冷凍庫に眠っていることは、先日の記事で紹介しましたが、実は『おぼろ昆布』の副産物、『バッテラ』も大量に出てくるのです。
あらパパさんの腕前がまだまだなので、バッテラも薄くなるまで綺麗にとれず、厚みの残ってるうちに切れてしまうのです。
なので、かなり勿体ない厚みがあるバッテラ昆布が出てしまう。
そういったバッテラ昆布は勿体ないので当然捨てることはしません。
細く手切りすれば、様々な料理に使うこともできるし、この時期の北海道では、ストーブをたいて(北海道弁)いるので、炙り昆布を楽しむこともできます。
この頃は専ら『炙りバッテラ』を楽しんでいます
冬場の暇な時期を何とかして、昆布の仕事を作りたいと考えている情熱ある昆布漁業者。
数量確保と増産。求められていることに答えることは第一段階として必須だと思います。
そのうえで、土地の名前や産物を知っていただく行動も大事だと思いますし、新たな規格や荷姿変更の他、商品開発なども行っていくべきだと思います。
昨日、とある漁協の若手昆布部会(6名)と密談⁉︎をしてきたのですが…。
嘘、密談ではないです。確りとした仕事です。
〝将来の行く末〟とか〝昆布を頑張って収入を増やしたい〟とか〝水揚げを増やすには陸回りと夫婦仲が大きな問題だ〟とか〝後継者不足の本当の理由は、こういった事にあるのだ〟ということなどなど、今回は、漁協の担当部長さんも来られてましたが、互いに腹を割って本音で様々ことを意見交換することができたこと、あらパパさんも部下君も、とっても勉強になりました。
普段は話せないようなことまでも…いろいろ話せたので本当に良かったと思う。
若い方の意見は上司の前ではお決まりのように却下されたり抑えられたりもするものです。漁業者も同じようで、年配者の先輩漁師には若い方たちの意見がなかなか通らないというか聞く耳持たないというか…。他にも、漁業者のおかれてる環境って実はどうなんだろう!?とかいろいろな話が出ました。よくある形式張った会議ではなく、ざっくばらんな意見交換会みたいな場があれば、思った事を思ったままに話す事ができるようです。
こういったことは絶対に必要だと思ったし、こういった事から何かが始まり、信頼関係も深まったりして、良い方向へと向かっていくのではないかと強く感じました。
検査するあらパパさんが検査を受けられる漁業者と、形式ばった場でなく、ざっくばらんな場で意見交換!!
公正かつ厳正に合否を判断しなければならない立場の者が、そんな事はとんでもね~とおっしゃられる方々もいらっしゃるかもしれません。
が、もうそんな時代じゃないし、そんな検査員ならいらね~
そんなことで公正さや厳正さを失うような検査員であれば、それこそ使えね~
融通の利かないガッチガチに固い頭の考えでは、ロボットに替えられ相手にされなくなってポイと捨てられちゃうだけだよ。
あらパパさんは今後のためにも、こういった意見交換は必要であると思いました。
漁業者のなんたるかも知らず、上っ面だけの知識で『良いとか悪いとか』『白いとか柔いとか』『細いとか薄いとか』言うだけの検査員なんて…価値なんてないべや。
〝僕たちもいろいろと話がしたい〟そういった情熱のある生産者がいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけください。
ザックバランな場を作って、腹を割って下心も丸出しにして、いろいろとお話しをしましょう。
あらパパさんも、昨日は本音と下心を丸出しにして伝えてみました。
『できれば1人10駄以上、いつもより多く漁協に出荷してください』
『漁協に出荷してくれないと検査ができません』
『検査ができなければ収入につながりません』
昆布検査(証印を押印すること)は慈善事業ではありません、1駄いくらという検査料をいただいて、あらパパさんは生かされているんだからさ。みなさん…知ってました?