昆布の巻き方と千切り方法
あらパパさんは昔々、昆布巻屋さんで働いていた経験があります。
昔取った杵柄ではないですが、昆布巻を巻く方向には少々騒がしいです。
昆布の縦横!!
方向が大事なんだよ!!
縦横と言っても、ピンとくる方は少ないようなので、画像で説明します。
下の写真にあるように、昆布からみると、青の矢印のある方向が縦で、赤の方向が横になります。
一般的に昆布巻を作られる方は、縦に巻いていることが多いように思うのですが、縦に巻いてしまうと、昆布の幅が違うので出来上がりの昆布巻の幅も不揃いになります。また、昆布の膨張を考えても、縦に巻くより横に巻いた方が、出来上がりもしっくりします。
乾いた昆布を水に戻すと、縦より横の方が膨張するんですよ。知ってました!?
ということで、昆布の長さをある程度揃え、横向きに並べます。
昆布の長さが、決めた長さより短くても、中に入れてしまえば問題ありません。
昆布の中心にお好きなものを巻いて、かんぴょうなどで結ぶと下準備は完了です。
昆布を巻くコツとしては、表面の水分をしっかりとペーパーで拭き取り、昆布の表面が若干乾くまで放置するとヌルヌルしません。そして、幅の一番広い昆布を一番下(出来上がりは表面になる)にすると上手に巻くことができます。
昆布を煮るコツも、ある程度柔らかくなってから味付けをしましょう。
北海道の今時期は、ストーブに鍋をのせてコトコトです。
それでね、次は昆布の千切りの紹介なんだけど。
千切りも縦に切るより横に切った方が、昆布の状態が良いです。
縦に切ると、昆布の千切りがツンツンして、何に使っても馴染みにくいんだよね。
だからさ、これも昆布巻と同じように、横に並べてから横方向に巻きます。
そして、中身の昆布がズレてこないように、爪楊枝をブスッと刺すわけ。さらに昆布が広がってこないように、輪ゴムを爪楊枝に引っかけてグルグル巻きにします。
後は端っこから、よ~く研いだ切れる包丁で細く切りましょう。
あらパパさんは、何故か?昆布の千切りには出刃包丁を使ってるんですよね。
なんでだろう?切りやすいんだよね~。
今回は昆布巻と佃煮を作るため、利尻昆布と日高昆布で比較してみました。
食味の好みもあるかと思いますが、やはり昆布巻は日高昆布が美味しいですね。
食べる昆布の食感と、ダシ昆布の食感は…
別物だ
即席塩昆布も作ったけど、やっぱり日高が美味いですね。
どのような昆布もダシはでます、どのような昆布も食べることはできます。だけれど、それぞれに向き不向きはありますので、昆布の特性を活かしながら美味しく無駄なく食べ方ていただきたいです。
昆布について何か質問などありましたら、ご遠慮なくお声掛けください。
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