昆布が溶けた

 繊維の柔らかな昆布ほど…。

昆布は溶ける

 昆布の種類によって昆布の繊維は硬かったり柔らかだったりする。
 あらパパさんは長い間、そのように考えてましたけれど、実は昆布の種類だけではなく、保管年数だけでなく、そもそも論的なことに氣が付いたという話をこの前しましたが、そもそも論ではなく、何か別の理由があって溶けることもあるのだという事を今回知った。

何か別の理由

 それはおそらく化学反応的なものだと思う。
 だってさ、筍を水に晒す時に入れたリシリ頭コンブが今日で5日目なんだけど、実は2~3日後からすでに、今まで見たこともないほど昆布の表面だけがブヨブヨドロドロになっていたんだよね。中身はしっかり硬いのに…。一切煮てもいないのに。
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 その後作った大根と油揚げの煮物では、今日で3日間入れっぱなしのリシリ頭コンブですがこのとおり。表面も中身もしっかりなんだよ。
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 写真はないけれど、3日間煮込んだ豚汁の中身に入れっぱなしのリシリ頭コンブは、表面も中身も柔らかに煮込まれているけれど、ドロドロ溶けてはいなかった。
 ちなみに、リシリコンブから作ったおぼろ昆布の副産物、バッテラ昆布を使って漬け込んだ千枚漬けは、今日で10日間経ちましたがしっかりした歯ごたえです。溶けてはいません。
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 同じ産地の同じ年度産で同じ部位で同じ生産者のリシリ頭コンブですが、ここまで状態が違ってくるなんて…。
 昆布の繊維の柔らかさの原因には、まだまだ、いろいろな理由がありそうですね。
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