情報の場
昆布に関する様々情報は、漁業者からの話が8割以上を占める。
とは言え、聞いた話(内容は鵜呑みしない)はあらパパさんの経験と勘というフィルターを通さなければならない。
昆布があるとかないとか、一等昆布が多いとか少ないとか出来るわけがないとか、漁業者個々の都合の良い情報がその大半だからだ。
出荷された昆布の等級や品質を見極めながら、実際に採取された数量を(出荷されない分も含み)想定したりもする。
あらパパさんはそんな感じで、話を聞いたりまとめたりしているのだけれど、意外と素直に聞き入れられる情報の場もある。
裸の付き合いができる大衆浴場だ。
昆布検査が終わってひと段落し、宿に戻って冷えた体を温泉で温める。
そこには昆布漁師もわんさかいらっしゃいます。
今年の昆布はいがったでや〜
マルカイも入れたら全部で100駄超えだ〜
○○の瀬に…、△△の崎に…、イイ昆布生えでだぞ〜
来年は何もね〜な〜
様々な昆布の情報が聞こえてくる。
比較的駆け引きのない情報だ。
裸の付き合いも何日か続くと、昆布の話から魚の話や山菜の話、家庭菜園の話から健康の秘訣まで聞かされるようになる。
今日は朝鮮人参の話で盛り上がり、人参のタネを分けてくれるということになった。
あらパパさんも遠慮なく手を挙げた。
そしたら、あらパパさんが休憩室で休んでる間に、わざわざ持ってきてくれた。
朝鮮人参のタネを大量に。※本物の朝鮮人参ではないそうだ
朝鮮人参を漬け込んだホワイトリカーもペットボトルに。
そして、朝鮮人参の現物までも。
強烈な香りが漂う。
この時期でも毎日昆布を拾い集めるパワーはコレからきてるのか?
先日紹介した沓形の温泉の前で昆布をハサガケしている漁業者だ。
他の漁業者もどこからそんなに拾ってくるんだと、一目置かれるほど一生懸命で良い製品を作る生産者。
あらパパさんも今夜からやっちゃいます。
寝酒に少しづつ。
身体が資本、何事も健康なくして叶わない。
この歳になってやっと氣づいたことです。
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