年末年始に質の悪い昆布を売るな
もういくつ寝るとお正月です。
今年も一年、昆布の色々…ありました。
昆布に生かされているあらパパさんだからこそ、仕事でも私事でも昆布に関するネタには困らないのかもしれない。書こうと思えば連日アップできるほど、こんぶ、コンブ、昆布の毎日だった。
そんな毎日なんだけれど、あらパパさんは昆布だけが趣味ではない。
なので、あらパパさんの考え方が変わった時や、季節の変化やイベントなど、記録に残しておきたいと思った時だけブログを書くようにしています。
今日はね、昆布の消費が伸びる年末商戦のこの頃、札幌在住の消費者様からの問い合わせがあった事と、先日、道東方面の昆布屋さんからも昆布の問い合わせがあったので、年末の慌ただしい時だけど、何としても今年中に記録しておきたいと思ったわけさ。
さてさて、昆布関係者でこのブログを読まれている方なら、どのような問い合わせがあったのか氣になるところでしょう。
簡単に説明しますと、普段から購入している昆布が、年末年始に販売される昆布になると、急激に質が劣り、大変困っるという内容。
こんなことでは、地方送りされている方々もたくさんいらっしゃるのに、昆布嫌いを増やすだけだとお怒り。
昆布製品を販売されている札幌のとあるお店では、生産者や製造者のこだわりの商品を販売しているお店です。
そのお店から普段より昆布を購入している消費者様は、飲食関係のお仕事をしています。
その消費者様は、様々なメニューを試行錯誤しながら、お客様へ提供する商品を作っています。
試作段階では問題なく美味しい昆布料理が出来ていたので、いざ商品としてメニュー追加しようと改めて昆布を購入してきたら…。
品質の悪い昆布が多くて、せっかく考案したメニューは台無し。
美味しくできないし原価にも跳ね返るとプンプンです。
聞くところによると、その昆布製品は、日高のとある昆布屋さんが製造した商品でした。
その昆布屋さんは、昔ながらの昆布屋さんで、昆布の良し悪しも知っている昆布屋さんのはず…。
・販売数量の伸びる年末年始に向けて粗悪品の昆布と知り製品を作り上げたのか
・この時期に入札で落とす昆布の品質はこの程度のものばかりだったのか
・実は、昆布の良し悪しを知らないのか
あらパパさんが想像するに、上記3点全てが該当するように思います。
結局は目先の儲け重視だったり、昔ながらの流通に問題があったり、何より、昆布を普段から食べていない昆布関係者が多すぎるという事が最大の原因だと思っています。
お正月とお盆に昆布料理を作って食べているだけで、昆布の何が分かるかと叫びたい。
処理の顛末としては、消費者さんが昆布を購入したお店に相談し、昆布製品を製造した昆布屋さんへ販売したお店の方から連絡することになりました。
札幌のお店から連絡のあった日高の昆布屋さん。適当な事を言い訳してもバックには昆布を熟知しているあらパパさんがついているのでよろしく〜。
あらパパさんが普段検査している漁業者の作る昆布製品も、それを購入して作った昆布屋さんの昆布製品も、確りとしたクレーム処理と指導をしなければ、いつまでたっても良いものはできない。あらパパさんの持論です。
なぁ~なぁ~が多すぎるんだよこの世界は
そんなこっちゃ~
いつまでたっても解決しないことくらい
誰だって知ってっぺ
先日、道東の昆布屋さんからも、利尻のオーガニック昆布に対して問い合わせがありました。
それは生産者も検査日も検査員名もしっかりと明記されいたので、来年の説明会では生産者を伏せて公開指導する予定。
当然、該当生産者へは個別に強化指導もさせていただきます。
こんぶログのスローガン
昆布は柔らかく保管しよう
乾燥した硬い昆布より、柔らかく処理したほうがダシは出やすい。
何より、繊維が柔らかになるので、ダシガラ昆布も使いやすくなる。
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