根室の魚の匠
仕事(本業)の関係で北海道根室市を発ち10年が経ちました。
ってことは、活きの良いコツコツとした食感のゴソガレイの刺身も10年以上食べていないってことか。
水産新聞の表紙を占領している記事を読んでそう氣付かされました。
北海道の道東育ちのあらパパさん。あらパパさんだけでなく道東の浜っ子は皆、通称ゴソガレイ(正式な名前はヌマガレイという鰈の仲間なんだけど目の向きはヒラメと同じ)の刺身は大好きなはず。
新鮮で活きの良いゴソガレイはコツコツシコシコとした食感がたまらなく美味いのだけれど、鮮度が落ちやすいし脂ノリも少ないので煮つけやその他の食べ方ではあまり美味しくない。
そのためか、浜値も激安で乾物の原料として流通するのが関の山。
そんなゴソガレイの浜値が30倍に跳ね上がったというのだからスゴイよね。
その仕掛人はなんと、あらパパさんが根室に住んでた時の仲間(オヤヂ会)の松田さん(根室喰 nemurock 松田商店)だった。
松田さんの日々の努力は、SNSで確認済みだったけれど、改めてその創意工夫と努力には脱帽です。
やっぱ松田さん、スゲ~よ
これからの時代は、生産者と消費者の喜ぶような(減らないような)仕掛けとか仕組みを作らなきゃ、その中間で生る者としての『必要ある仕事』とは言えないよね。
昆布の消費が減る 昆布の生産が減る
どちらが先か後かは別として、昆布の世界も常識とか先入観とか執着とかを捨てて、何事にも取り組んでいかなければいけないんだと、改めて氣を引き締められる思いです。
記事を読んだら、何かを始めなければ居てもたっても居られなくなったので、何かの要望に対しての返答に〝できない〟とか〝ダメ〟とかというセリフは、あらパパさんの辞書から削除しました。今すぐできるあらパパさんの小さな工夫と努力です。
やるぞ・やるぞ・やるぞ~
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あらパパさんの今の心の中の氣合です