延棒こんぶ®
タイトルにあります『延棒こんぶ®』は、金の延棒にあやかり、あらパパさんが考案した〝昆布の仕立て方法〟
延棒こんぶ製品はあくまでもあらパパさんの趣味の域(とはいえ何やかんや2年間で5万円以上の費用がかかった)ですが、気になる方がいらっしゃいましたら一声かけてください
現代の昆布を取り巻く環境の中、いろいろと考えてみました
生産者と消費者がこれ以上減らないよう
生産者にはできるだけ簡潔な生産方法と、それに見合った安定した価格
消費者には美味しさの品質保証と、安価に提供のできる仕組み
日本の食文化を担ってきた北海道昆布の本質から迫ってみました
1000年以上も前から、日本の食文化を担ってきた北海道の昆布
新時代を迎えた今、一般家庭で消費される昆布は年々少なくなってきているのが実情です
消費地での需要が年々減り続け、産地では漁業の継承と生産量は減少の一途を辿ってます
とは言え、個々の生産量や収入が大きく減ったわけではなく、特別な危機感を持ってる漁業者は少ない
漁業の継承と高齢化からくる北海道昆布の減産には様々な理由が挙げられます
目先の理由としては、仕事が辛い、嫁が来ない、規格や選別が分からない、地域のシキタリがわずらわしい、アルバイトの確保難、採取から清算まで時間がかかる、売値と末端価格の格差に不満、などなど挙げればキリはありません
しかし、昆布の取り巻く環境を、戦後から現代を比べてみるとどうでしょう
嗜好の変化と飽食の影響がもっとも大きな要因として見えてくるのではないでしょうか
核家族化、食品や食事の利便性
手間暇のかかる味氣のない和食から、簡便で味の濃い洋食やインスタント食へ
生活の変化、特に食の変化は、今後も避けては通れない時代の流れではないでしょうか
昆布を使わなくなった現代人は昆布の品質を見極める眼も失ってきました
見た目重視
長さが揃った昆布
幅広の昆布
黒い昆布
身の厚い昆布
銘柄やブランド力が売れる時代
昆布ロードの西廻り航路のできた江戸時代では、良い昆布をどのように見極めていたのだろう
北海道の様々な種類の昆布の中から、幅もあり色も黒く艶があって身の厚い昆布を選んでいたのだと思う
北海道こんぶとして一緒くたに積まれた中から、ナガコンブではなくてラウスコンブを選ぶ要領だったのではないでしょうか
その見極めがすべての種類の昆布に適用され、現代に引き継がれているのかなとも思う
ラウスコンブとナガコンブを同じ目利きでは選べない
ナガコンブは薄くて萎れて細くて塩辛くて真っ白だけど、煮て食べるなら最高に美味
昆布を必要とする現代人がいらっしゃる限り、あらパパさんが昆布の製品指導と目利きを代行したい
そこで考えたのが延棒仕立て
これまでの長切や元揃や折や棒仕立てなどに続く新たな仕立方法を考案しました
結束方法は適宜長さ、適宜重量に合わせ昆布を島田結束状に詰め込み、高密度になるように圧縮結束する
延棒こんぶでいう高密度とは、密度(g/cm³)=質量(g)÷体積(cm³)の計算で1に近づけるのが理想
ちなみに上の画像にある延棒こんぶは520gで長さが20cm幅が9cm高さが3cmです(0.96)
兎に角、手に持ってみると質感が最高に良いです
プラスチックケースに入った結婚指輪より、重厚感あるケースに入った結婚指輪の方が高級に感じ喜ばれるように…
お土産屋さんに並んでいたら、外国人に注目され爆発的に売れるかもよ
重いけどかさばらないので様々な場面で利点もあるよ
延棒こんぶ製品はあくまでもあらパパさんの趣味の域(とはいえ何やかんや2年間で5万円以上の費用がかかった)ですが、気になる方がいらっしゃいましたら一声かけてください
こんぶの生産者と消費者のためになることなら何でも協力しますよ~
ただ一つ言っときますけど、あらパパさんは天邪鬼なので、当たり前以上のことでなければ面白くないし気が乗りません
情報過多の現代ですから、情報ばかり収集してるようでは何も始められないです
面白そうと思ったらできることから即試すくらいの行動力のある方大歓迎
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