いつもと違うスタイル

利尻島産リシリコンブの製品指導で島内各浜を巡回中です。
道内各地、昆布の生産者が減り高齢化も進んでいます。
しかも、自然豊かで海も綺麗な利尻島や礼文島では、昆布も生えないし生育もしなくなってきたというのだから、あらパパさんも生産者も参ってしまう。
漁業者に集まっていただかなくては始まらない製品指導会なんだけど、会場の自治会館すら開いてないゼロ人のところもあって、流石にあらパパさんも悲しくなりました。
来年以降は地区の集約や参加しやすい時間帯で行うなど工夫も必要ですし、検査員の1人体制、これも考えなくてはならないです。ご理解と協力をお願いします。
今年の製品指導会は、あらパパさんからの一方通行な説明を早々に切り上げ、漁業者の方々へ色々と質問しまくってみました。
・10年20年経ったら皆さんは何してますか?この世にいますか
・このままでは利尻昆布がなくなってしまいますよ~
・どうしたら、若い方々が『採るぞ~』という環境になりますか
・生出荷(実際に売ってる漁師もいるそうです)はどうでしょうか
・生昆布、いくらで売ってくれますか
・乾燥後のバラ出荷はどうでしょう
・少しくらい安くなっても単純な選別方法だとどうですか
・おかまり確保ができたら採ってくれますか
・昆布を伸ばさないだけでも楽ですよね
・検査は必要ですか
・検査料は高いと思いますか
・生産者を分別化したら生産意欲に繋がりませんか
・島内入りあい採取は不可能ですか
・高価な利尻昆布だけど価格が倍になったら採りますか
生の昆布を誰がどうやって流通させるのか、単純な規格で作った製品を誰が責任持って売ってくれるのか、生産者の分別化も誰がどう行って価格差が出てくるのか、既に高価な昆布を誰が倍の価格で買ってくれるのか。
具体的な問題を先回りして考えてしまえば、どの様な提案も却下。
そんなものはぶっ飛ばして、こうなったらいいな~、あ~なったらいいな~と言うワクワク感で意見交換することが、今できる、しなければならない第一歩の様な氣がします。浜が少しづつでも活性しなきゃ何も始まらんからね。
今回の意見交換、普段は寡黙な生産者の皆様方から様々な回答や提案、そして知恵もいただくことができて本当に良かった。
昆布生産者の方々一人ひとりと膝を付き合わせ、いろいろな話を『対等な立場』で伺えることのできる関係者といえば、あらパパさん達が唯一の組織だと思う。


そうだべさ


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あらパパさんの叫び