あと5年後に日本料理が消えるって・・・ホント!?
という記事を読みました。
北海道の昆布が年々少なくなってきて、最終的には枯渇してしまうのでは!?というような内容。
5年後に日本料理が消えるというのは、〝記事で紹介されている日本料理人の方〟が長く使ってきた昆布の種類が枯渇するのではという危惧!!
あらパパさんから、正確に伝えるとすれば
5年後に日本料理が消える!?のではなく、天然の真昆布を使ってきた日本料理屋の味がなくなるということです。
記事に書かれているとおり、平成26年度の南かやべ地区で採取された天然の真昆布は700tで、今年は20tになる。これはね、北海道の昆布検査を行っているあらパパさんも間違いない数字だと言えます。
北海道の南かやべに限らず、渡島管内全体でみても天然の真昆布は激減しています。
激減の理由は様々言われていますけど、人間の力ではどうにもならないのが自然の変化。海水温の上昇で昆布が繁茂しなくなってきているのは事実だと思う。
昨年、新聞なんかでも大きく報道されましたけど、数十年後には主要の昆布が全て消えるという最悪なシナリオも考えられてますしね。
昆布の繁茂や採取量だけでなく、世の中の全てが目まぐるしく変わってきている。
日本料理がなくなるとか、昆布屋が倒産するとか、漁業を継承する生産者がいなくなるとか、周りをよくみりゃ~全部だよ!全部!!
あらパパさんの50年というこれまでの短い人生ですら、衣食住だって何だって全てのことが目まぐるしく変わってきているし、これからも変わっていくのだろうと思う。
たださ、一氣に全てがひっくり返って変わるわけじゃないので、そこに生きる人がそれぞれに精一杯頑張るしかなんだべね。
昆布もさ、道南には天然の真昆布が生えなくなってきているけど、今や日高でも普通に真昆布は生えているし、道東に生えているオニコンブが真昆布に変化するかも知れないしね。
あらママさんの実家が厚岸なので、これまでオニコンブの色々を見てきたけど、味とか風味とかは真昆布系統だと思う。落石の春クキナガも・・・。
生産時期とか方法を変えてみるだけで質の良い昆布製品を作れる可能性はある
あとさ、宗谷管内で採れるリシリコンブの中に、羅臼昆布のような風味を持ってる個体もあるんだよ!!リシリコンブといえば利尻島や礼文島か!?と思う方が多いかもしれないけれど・・・違うんだよね~。しかもさ、そこの地区で採れる全ての昆布が…ではないのさ。
環境(海水温や潮の流れ)が変わると、昆布の繁茂や形だけでなく味も変わるんだよ、きっと。
ある意味、環境の変化に直ぐ対応できるのは人間より昆布なのかもしれない。
それとさ、人間の力ではどうにもならないのが自然の変化っていったけど、あらパパさんの考えでは海水温の上昇も、近年起こる異常気象も、地震も津波も全ては人間の力が原因だと思っています。
環境を破壊したのは人間、それを正常化しようとしているのが自然の力。
地球全体でみたら、たったそれだけのこと。
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