昆布バブル
2020/07/02
先日紹介しましたこれからの生き方~その1ー想定と小さな種蒔の内容に、『もしかすると、今年度限りの昆布バブルもあるかもしれない』ということを書きました。その時に考えていた昆布バブルというのは、消費流通や価格の低迷で…。
あまり大きな声では言えませんので小さな声で言います…。
アウトサイド業者が買い控えするから、正規品が多く出荷されるんだよね(汗
ということから、表向きの生産量がアップすると儲かる団体にとっては、今年度限りの昆布バブルがあるかもしれないので、そうゆう表現をしたのです。
がしかし
既に昆布バブルは別の場所で始まっていたようです。
あらパパさんお手製のリシリコンブと山椒の佃煮
リシリコンブは利尻産、山椒は浦河産
コロナ禍の影響で、外食が少なくなり家庭でご飯を食べるようになったためか、昆布の佃煮や塩昆布などの加工品の売れ行きが多くなったそうです。
なので、製造しているメーカーさんの工場は120%稼働で大忙しなんだそうです。
となると
当然、原料となる昆布の売れ行きはよくなります。
とはいえ
昆布なら何でも、ではなくて、食べる用の昆布で加工用向けのものです。
加工向けの昆布は正規ルートでなくとも十分に流通します。
これまでも、十分に流通してきましたし、そういった流通は急成長しています。
近年ガタ落ちの生産量は、建前は繁茂状況だの高齢化だのと報告しますけれど、昆布業界で生きている者は誰もがそればかりではないことを知っています。皆さん、頭が良いので公の場では口外しないだけです。
しかし、これからは、そうもいかないのではないでしょうか。
自分たちの首が締まってくれば、業界全体でそういったことを明確にし、何をどうすれば良いのかを本氣で考えるようになるはずです。
首が絞まってからでは、生き伸びれるかどうかは分からないけれど…。
あらパパさん達のように、正規出荷された昆布に生かされている者達にとっては、昆布バブルになる前から弾けてしまっている感もあるのだけれど、食べる用昆布で加工向けのものを多く採取出荷している地域の昆布漁業者や、それを購入し流通させる業者と、それを加工し販売するメーカーにとっては…。
昆布バブルだ!!
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