漁業担い手支援住宅
利尻島の鬼脇地区で昆布検査を行っていると

なんともおしゃれな町営住宅?と思っていた建物に…
利尻島では漁業者の担い手支援が盛んなので、国が支援する補助金の他に、利尻島や漁業者の先輩方からも様々な支援があり
漁業を始めるには最高にうらやましい環境がここにあります

このような綺麗でおしゃれな住宅はここの数戸のみ
あとは漁業者の使っていた古めかしい空き家を安く借りるか買うか貰うかしてるようです
新規就労者は当然ですが利尻島外から来られた方⁉じゃない方もいるか‼
殆どの方々は札幌や本州から来られています
一人前になるまで、島内の主だった親方に数年間仕込まれます
一人前どころか独り立ちと同時に、若い衆を率いる親方になる方もいるけれど
いつまでたっても独り立ちできない方が多い気がする
親方に付いていたほうがいろいろと共有できて経費かけなくて済むからかな⁉
利尻島内では、そういった方々にとって、昆布はあまり人気がありません
なぜって、人手が必要になるからです
昆布の少ない年は、他の魚種に力を注ぐ
昆布の多い年は、仕方なく採ってはみるけれど
製品化になるまでは手が回らず出来上がりは11月
今回の利尻島の検査でも、多くの方々の検査をしてきました
製品の出来不出来は、個々人の恵まれた環境やヤル気で大きく差が出ているように感じました
修行された親方や兄弟子に負けないくらいの素晴らしい製品を作る方もいる
反面、選別はまあよしとしても、経験が少ないので不格好な荷造の方は多い
あと倉庫内の整理整頓がなっていない方も多いな~
特にひどい方は、この作業場はゴミ捨て場か⁉
そう思わせる最悪な環境で製品検査に挑む方がいたのには驚いた
久々にあらパパさんの喝が…
昆布は食べ物なんだぞ‼
なんだこの倉庫、ゴミ捨て場じゃね~かよ!ふざけるな‼
昆布を出荷するために採取するなら
もう少し環境を整えて資材も準備して行えや‼
それができないら昆布なんて採らなくていい‼
来年も同じような環境なら検査はしないぞ‼
様々な支援のある素晴らしい環境なのだからこそ
真剣に取り組んでほしい
『買う気で作れ売る昆布』