消費者からのお問い合わせ(ダシの色)
愛知県の消費者さまより、昆布のダシの色に関してのお問い合わせがありました
消費者さま
質問したいことがあります。
昨年末頃、利尻の天然昆布を沢山買いました。
最近使い始めたのですが、何故か毎回出汁が白く濁ります。
どうした事なのでしょうか。
あらパパさん
緑でもなく茶でもなく赤でもなく、白ですよね…
残念ながら僕には分かりません?
どういった状態の白濁りなのか?
どこの産地なのか?
気になりますね。
消費者さま
あらパパさんでも分かりませんか。
産地は利尻としか分かりません。
濁りは一見してすぐわかる程度には濁ります。
あらパパさん
産地の利尻は偽装の可能性もあります。
利尻島以外の産地を表示している昆布屋さんは
余程こだわりのある場合を除き、利尻産になっていることが多いです。
その昆布を実際に見て触って嗅いでみると何となく分かるような気もしますけど…
白く濁るというのは初めてです
消費者さま
有難うございました。
買った時の記録が残っていないのですが、もう少し調べてみます。
あらパパさん
僕も色々と調べていますが、白濁りは微生物とか雑菌と書いてある方が多いようですね。
消費者さま
購入先が分かりました。
販売者は○○○○で、
生産者として○○○○、長切昆布1等、
養殖利尻昆布で(天然ではありませんでした)、○○○○港、と書いてあります。
あらパパさん
あらま、○○さんが生産した養殖昆布でしたか。
インターネットで○○○と検索すると出てきますよ。
そう言った品質のものがあると言う現実を知らなければ、生産者としての技術や意識の向上もできないと思いますので、消費者からのお問い合わせとしてメッセージがあると、様々な気付きもあるのだと思います。
消費者さま
販売先に抗議の手紙を出します。
雑菌だとしたら食べたくありませんから。
あらパパさん
それが良いと思います。
出来れば、その昆布と出汁の濁りの写真を、このメッセンジャーへ添付していただけると嬉しいです
消費者さま
私にはネットで写真を送る技術が無いのです。ごめんなさい。
あらパパさん
そうでしたか
また、何かありましたら、お役に立てるかどうかは分かりませんけど、昆布に関するお問い合わせをお待ちしております
消費者さま
有難うございます。
頼りにしています。
販売元に穏便な手紙を出しました
仲介の販売会社を経由するので、生産者まで消費者さまの思いが届くかどうかは微妙かもしれませんね
昆布の品質にこだわりや情熱を持って、商品作りや販売をしなければ、今まで以上の6次産業化の成長は難しいと思います
あらパパさんの思う昆布の品質のこだわりは、漁業者の苦労や手間暇や希少さではなく、なぜこの昆布は美味しいのか、そして良い出汁が出るのか、というこだわりでなければ、食材としての昆布の魅力や価値はついてこないと思ってます
昆布の品質を見極めたり感じたりする技術と知識は、その日その日の製造方法や過程をチェックすることも必要だけれど、それ以上に、その時に仕上がった昆布の美味しさをチェックすることが必須です
実際に昆布を食べて理解をしなければ、何が必要で重要な作業なのかもわからないままです
それに加えて、消費者さまからの声が聞こえる仕組みなどを作ることが、生産者としての技術、そして意識の向上へとつながることになるのだと思う
昆布のダシの色
緑色に変化するのはクロロフィル
茶色に変化するのはフコキサンチン
昆布の品質や状態、ダシの取り方によって様々な色に変化することがあります
昆布の品質に問題がない場合は、その昆布特有のダシの色になります
例えば、あらパパさんのお勧めする焙煎昆布になるとそれは顕著に表れます
ネコアシコンブとリシリコンブの焙煎頭昆布をコップに投入します
熱湯を注ぐと同時に、ネコアシコンブのダシは茶系になります
数分間も経てば、これだけの差がでてきます
生産者や販売者や消費者の満足する製品の提案や指導や管理!
あらパパさんは、昆布の品質に関する様々な知識と経験とアイディアが満載です
食材豊かな北海道
昆布を上手に活用しましょう
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど
品質のこだわりや管理も含めて前向きに考えている生産者や販売者の方々へ
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