新型コロナウイルス感染から回復
あらパパさん、新型コロナウイルスの感染から回復することができました。
保健所の調査で濃厚接触者と判断されたのは(感染から2日目の行動のみ調査)あらママさんのみ。当然かもしれないけれど、あらママさんにもうつしてしまい夫婦二人で半月ほど、自宅療養しておりました。
感染経路や発症日、自宅療養期間などの詳細はお伝えすることはできませんが、8月の初めから中旬まで自宅療養し、自宅療養解除後も体力回復のため、しばらくの間は療養を続けさせていただきました。
おかげさまで通常の生活をする分にあっては問題なく過ごせるようになりました。
これも、職場の皆様のご理解とご協力、そして、知人友人からの励ましと、札幌在住の兄弟(兄妹)からは必要なものを準備して持ってきてくれたりと沢山のお心遣いに感謝です。
本当にお世話になりありがとうございました。
あらパパさんは普段から免疫力を高めるために食べ物など様々なモノやコトに注意し生活してきた『つもり』でした。
しかし、感染したのはあらパパさんだけ。同行した同僚も、その後関わった方々の中では1人だけにうつしてしまいましたが、他の方たちは感染しませんでした。
あらパパさんなりに、何が原因だったのか、何が足りなかったのかを考えると、色々と見えてくるものや感じることがありました。
それが正解かどうかは分からないけれど、今後はそれらを十分に注意し生活(仕事)していきたいと思います。
新型コロナウイルスはただの風邪!?
自分自身が経験したことだけを考えるのではなく、世の中を相対的に考えるならば、感染率や重症率や死亡率などのデータを見る限り『ただの風邪』と変わらないというお医者さんの見解も理解できます。なので、インフルエンザと同じ扱いにすればここまで大事にもならないという考えも分かります。だけれど、新型コロナウイルスの軽症の範囲は広すぎると思う。
無症状でも軽症ですが、あらパパさんやあらママさんの様に12日間も熱にうなされ悪夢をみて意識障害まで起こしても軽症です。
血中酸素濃度が90台前半にならなければ、どれだけ高熱を出そうが意識障害が起きようが入院することが出来ないのも現実です。
実際、子どもたちや兄弟(兄妹)には伝えなかったけれど、あらパパさんもあらママさんも『死』というものを覚悟した日がありました。
意識が遠のくのを感じると、人生に体験した様々な場面が走馬灯のように頭の中を流れて、とても幸せで楽しくて悲しくて辛くて苦しかった記憶が今でも断片的に残っています。
このころは意識障害も出ていたので、どのように夫婦二人で療養していたのかも記憶がありません。仕方のないことですが、家の中は汚くなるし空気は停滞して最悪の環境になります。
ホテル療養が良いか自宅療養が良いか!?
家族内感染を防ぐにはホテル療養が良いでしょう。しかし、夫婦二人で陽性となってしまった場合は、ホテル療養だと洗濯はできない(風呂場で洗うというけれど体は動かない)し、大量に必要となる着替えを持ってきてくれる人も居ない。そう考えるならば、あらパパさんの場合は自宅療養でよかったと思う。
だけど、ホテルや自宅療養の環境は入院とは違うので、何か少しでも体調に変化がある度に不安でいっぱいになりました。
今回、あらパパさんとあらママさんの新型コロナウイルス感染では、発熱、咳、痰、息苦しさ、吐き気、下痢、味覚障害、食欲不振、倦怠感という症状がありました。
12日間続いた38度以上の発熱(最高40.3度)は、解熱剤を服用しても下がらない。
横になると咳き込んで息苦しいので、そのときに血中酸素濃度を測ると93%にはなるのだけれど、そのような測り方はダメです、座って安静でいる状態で測ってくださいと保健所からは指導されます。すると95%になり大丈夫ですね…と言われるのだけれど。咳で寝られない夜はなんか不安なんだよね。
倦怠感は身体が単に怠いというだけのことではないことも知った。
精神面での倦怠感が辛い。
精神面での倦怠感は未だ残っている。
療養中の倦怠感、トイレに行くことすら面倒くさく感じる。
無理をしてでも『ご飯を食べてください』という看護師の声にも応えられない。
その影響と食欲不振もあって、10日間はほとんど食べることが出来ませんでした。
水分だけは何とか頑張って摂っていたけれど、熱が40℃を超えた2日間は水分を摂ることもできず…死ぬかと思った。
そんな状況でしたけれど、何が起こったのか?新型コロナウイルスの最後の足掻きだったのか?
40℃を超える熱が2日間続いた後、解熱剤を服用しなくとも熱が下がるようになった。
その翌日には平熱に…。
平熱が72時間続いた翌日から自宅療養解除となり、あらママさんも1日遅れで自宅療養解除に。発症して療養して気が付いたら半月が過ぎていた、そんな感じです。
コロナに感染して療養解除になって久しぶりに出た外は気持ちが良かった。けれど、療養中は早く外に出たいとか自由になりたいとか、そんな気分には一切ならなかった。
外に出てアパートの周りを歩いて戻っただけで、肩で息をするほど疲れて、数時間寝込む。
体力の無さに驚いた。
食欲は戻った。
けれど、味覚や嗅覚の障害は未だ少しあります。
これまで好物だったものの味が微妙で美味しさ半減のものもありますし、お酒やビールなどのアルコールは今のところ呑みたいと感じることはありません。
療養中の味覚障害は全く味がしないというわけではなかったです。
塩分の強いものはとにかく塩辛く、梅干しなどの酸味のあるものは異常なほどの酸っぱさと苦みがあるだけ。果物などの甘味のあるものは、砂糖をまぶしているのかというほど甘いだけ。
相対的にうま味を感じることが出来なくなっていたので、インスタントみそ汁は塩汁に茸、イカの塩辛は塩漬けされたクラゲ、スイカもパイナップルもミカンもただ単に甘いだけの食べ物でした。
解熱剤を服用せずとも熱が下がるようになったころから、味覚や嗅覚の感覚が少しずつ戻ってきて、食欲も出てきました。
食欲は出てきたけれど、加工食品(カップ麺やレトルトカレーや缶詰)のほとんどは塩辛くて食べられない。
精神的な倦怠感から何をするにも面倒でやりたくない。そんな中、何とか頑張ってお粥や味噌汁を作って食べてみました。
味噌汁はいつもどおりに作ったのだけれど塩辛くて飲めない。
いつもの半分の味噌でちょうどいい感じでした。
あらパパさんもあらママさんも何となく感じるようになったうま味が美味しくて、それだけで嬉しくてありがたくて、感謝の気持ちからご飯を頂く度に涙が止まりませんでした。
ご飯を美味しく食べられるということ
当たり前のことではなく、元気に生きているからこそ美味しく食べられるのだと改めて感じてます。
食欲不振はあらママさんの方が重症でした。
唯一、美味しいと食べてくれたのが、昆布と煮干しと乾燥ホタテでダシをとった野菜タップりのスープでした。
冷蔵庫に残っていた萎れた大根、ニンジン、ズッキーニ、キャベツ、ジャガイモ、トマトに鶏肉を少しだけ入れて塩とコンソメの素で薄く味付け…。
こんな時でも、こんな時だからこそ、昆布などの本当のうま味に助けられた、そう感じました。
質素で簡単すけど、本当に美味しかったです。
あらパパさんがいうのもなんですが、新型コロナウイルス感染には十分注意してください。
ウイルスは目に見えるものではありませんし、マスクを着用してもウイルスの大きさを考えると全く意味のないものではありますが、ウイルスの付いた手で口元や鼻に触れる行為から守ることはできます。
それと、免疫力を低下させないよう、ストレス発散!これが一番大事なことだと感じてます。
『新型コロナウイルス感染はただの風邪!?』
ただの風邪とは違います。
軽症でもただの風邪より数段辛い思いをします。
結果、死ぬことはなかったけれど、『死』を感じるほどの症状があることも珍しくはないと思います。
少しでも若ければ体力もあるかもしれませんが、あらパパさん(51)より年配の方々であればどうなるのだろう。
高齢の両親も、特に肺の弱い父ならば数日は持たないだろうと思った。
今は、ワクチンを打ったから重症化はしないと安心している方々も少なくはないと思います。
でもね、そういった方へお伝えしたい。
軽症であっても軽視されない方がいいですよ!
ワクチンの副反応で38度以上の発熱と倦怠感を経験された方なら少しは感じれるかもしれませんが、軽症であっても、それ以上の症状が10日以上も続くことがあるのだと、考えてみてください。
10日以上も続くということ自体が考えられないかもしれないけれど、本当に死ぬほど辛いものですよ。
関係者や各団体にもご心配をおかけしました。
来月からは予定どおり現場業務に復帰しますので、改めてよろしくお願いします。
まだまだ体力に自信はありませんが、徐々に慣れるよう頑張ります。
【追記】
この度、ブログ上でコロナウイルス感染について公開させていただきましたことは、全ての関係者へお伝えしておりませんでしたので、様々な噂話が飛び交い、今後の仕事に少しでも影響がないよう、多くの漁業者の方々がご覧になっている『こんぶログ』でお知らせしようと考えました。
感染から1か月以上経ちましたので、あらパパさんが新型コロナウイルスを感染させるということもございませんし、あらパパさん自身は本物の新型コロナウイルスに感染したことで、抗体も獲得しました。
なので、今後半年間(確率的に)は感染することもばらまくこともありませんので大丈夫です。安心してください。
ちなみに、あらパパさんは死んでませんよ!元気に生きてます。
変な噂は、あまり流さないでくださいね(汗
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