頑張る生産者を応援したい
新年あけましておめでとうございます

今年は、これまで以上に昆布の色々を追求し、自分自身の思い描いている将来に向けて行動し続けますので、みなさま応援よろしくお願いします
さて、新年早々ですが『昆布に関するお問い合わせ』が入りましたので、あらパパさんなりの思いや考えをご紹介させていただきます
とある地域の若き生産者から、画像と共にLINEにメッセージが入りました
『3等だめですか?』
『良い昆布だけど、マダラ(黄褐色)が多いから3等に格下げしたものなんですけど…』

あらパパさんは実入りが良く、荒葉(画像にある軽い程度)も規格内であれば『全く問題ないです』と返答
話しを聞くと、『もう少しちゃんと作れ』と所属する漁協の担当者から提示されたというのです
以前にも紹介しましたが、昆布の規格はミカンやリンゴのようなサイズ分けではなく、葉の状態(幅や重さや長さ、色や白さ、傷などの程度)により階段方式で選別されています
少々傷があっても美味しいものは美味しい
例えば!
実が薄かったり幅がなかったり傷があったり色が劣ったりするからこそ3等の昆布もあれば、実も厚く幅も広く色も良いけれど傷があるだけで3等になってしまうという昆布もあるのです
なので、等級は低ければ低いほど品質の格差は広がるのです
簡単に説明すると、1等に1等以下のものが混入すると不合格になるけれど、3等は3等以上のものを一緒くたに混ぜても合格なわけです
今回のこの対応!
あらパパさんから言わせてもらえば、規格に準じて選別したにもかかわらず、直販売するには品質が劣るという理由から、規格も選別方法も曖昧な知識の漁協担当者から『もう少しちゃんと作れ』というだけの説明ってどうよ!?と、新年早々思ったわけです…しかも2020年に生産された製品なので400日以上経ったのものに対してなので尚更です…
約30年間も務めた昆布検査員のプロであったあらパパさんであっても〝言いやすい生産者〟や〝言いにくい生産者〟はいました
だけれど、規格に合致しているにもかかわらず、その場の環境やその時の雰囲気で曖昧な対応をするというのは如何なものか!?
漁協担当者に限ったことではありませんが、指導者の立場である者がこのような曖昧な仕事を続けてきたからこそ、昆布の検査や指導に不信感を抱き、それと同時に生産意欲を失ってしまう若い生産者が多くなっているのも事実なのです
後継者育成(生産者のみならず昆布関係者全体の)という観点からも問題視すべき点であり、あらパパさん自身も長く葛藤してきた部分でもあるのです
・規格のことを熟知していない昆布屋さんが悪いわけではないけれど
(毎年黒い3等が届いていたのに今年の3等は色が悪い、そういうなら1等を買ってくれ)
・生産者によって違った対応をしてしまう漁協担当者が悪いわけでもないけれど
(役付きや仲間や親類の生産者に弱いのは分かるけど、温度差ありすぎるよ)
・規格に準じて選別した生産者は全く悪くない
(規格・指導どおりに選別しているので、なにも気にすることはないです)
・規格以上の製品を作る士気の高い生産者は
(規格というものをしっかりと熟知して自分規格を他に押し付けないようにしてね)
・検査が受かればそれでいいと思っている生産者…
(そのような考えは時代ではありませんのでもうやめましょう)
・指導者は明確にしっかりとした考えや方向性が必要です
(明確にするため、細かな見方や考え方の可視化が必要)
抜本的な改革もないまま何十年も続けてきた『北海道こんぶ製品規格』と検査指導方法!そして、その仕組み(既得権)に甘え続けた結果が今なのだとあらパパさんは思うのです
生産者も漁協担当者も問屋さんも理解のできていない(伝えることのできない)『北海道こんぶ製品規格』って…どうなのかな?
必要だ!というのであれば業界が一丸となって整備しなければいけないし、もしそうならないのなら、規格だけでなく検査方法や販売方法、流通など、もう少し自由度があっても良いと思う
今のままでは時代に合っていないし、頑張っている生産者が可哀そうです
悲しくも生産終了してしまった釧路産のバナナを使用したケーキ
採取・乾燥・選別方法
消費者の求めるものと生産者の作りやすいものが合致する製品形態!
今すぐにでも必要なんじゃないですかね!!
・天日乾燥や自然湿り、アンジョウにこだわったもの
・色が黒いもの
・実の薄いもの
・1番切のみ
・2番切のみ
・1本もの(長い昆布を丸ごと)
・8月初旬まで採取したもの…などなど
消費者の求めるものに対して考えだすと、こだわった製品はキリがないほど出てきます!!
漁協、生産者個人、問屋さん、消費者、アウトサイド業者!!
それぞれが独自のこだわった規格を作り!求められる製品を個々で販売する!
これこそがこれからの時代に求められる『自立』です
『京都旭1号』を合鴨農法生産した幻のお米(K単価2000円超)
現状の流通に大きな支障が起きない程度に!小さなことから始めませんか!
本当に些細なことからでもあらパパさんは喜んで協力させていただきます
昆布に生かされ30年、これまでいただいた沢山の無形資産をフルに活用させてください
ご連絡、お待ちしております
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
一般消費者の方からのお問い合わせも大歓迎です
あらパパさんへの連絡方法はGmail、FB、LINEの何れかへお気軽に!
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