2022年、東部漁業協同組合さお前昆布漁初日~数十年ぶりのコンブ干し!
昨夜、先日知り合った漁師さんから『明日、沖がでそうなので頼むね~』『旗が揚がったら明日の朝4時に連絡するのでよろしく~』
は、早や…
久々の早起きと数十年ぶりのコンブ干しに心なしか不安と興奮が入り混じり、早く就寝したにもかかわらず…眠れない
朝3時…寝れないので起きて待っていたら4時に電話が鳴る
『沖でたから頼むね~、今日は5時から8時なんだけど、中揚げするので6時半に下浜に来てください』
了解しました!
とりあえず、4時50分にいつもの海岸へ…
ガス(霧)がとても濃い
待機中の船は2隻
お世話になる漁師さんの船が見える
よーし、親方の採ってる姿を激写しようと構えるも…
5時の合図で興津トーチカの埼を交わして春採太郎方面へ消えた…
なんだよ、これじゃ~撮れないな~
仕方なく帰ろうかと思ったら、一隻の船が目の前にやってきた
知らない漁師さんだけど、とりあえず激写
一度帰宅し、6時半に浜へ向かう
中揚げのコンブを陸回り(陸で手伝うアルバイト)7人で黙々と干す
あらパパさんが一番の若手?平均年齢はおそらく60歳を下らないと思う
あらパパさん、数十年ぶりのコンブ干しでしたけど『昔取った杵柄』か?
長いコンブは15㍍もある棹前昆布だけれど、元部分は細くてヌルヌルして伸び伸びしたけれど、干す作業は何てことはない
ぐちゃぐちゃに交差したコンブも捻じれたコンブも上手いこと干すことができました
干場(カンバ)が広いので、詰め詰めで干さなくてもいいし、中揚げしているから中休みもあったりして、思ってたより楽でした
他の地域(厚岸や浜中)ではこうはいかない
時間いっぱいいっぱいに採ってきたコンブを干して、干し終わったら砂引きして、休憩は昼飯の時だけ…
中揚げしたコンブは1時間ほどで干しあげ、30分くらい休憩してから上浜に干す
全て干し終わったのは9時
コンブの品質は長いもの短いもの薄いもの厚いものとバラツキはあるけれど、やはり6月のナガコンブなので、とても棹前コンブらしい美味しそうな昆布でした
1時間休憩して、10時から上浜と下浜のコンブを砂引き(無砂干場だけど未だに砂引きと呼ぶ)
11時から12時まで昼休み
ガスがハゲない(霧が無くならない)ので中々干せず、12時から2回目の砂引き!
13時…天候回復の期待もなく、隣近所の様子を伺う
その間、陸回りは、ツキダシのコケ付き部分をカットし廃棄する
(他の地域(日高や利尻や函館方面)では海洋性昆布として売れるのにね~)
『機械乾燥』に決断!
勿体ない感じの乾燥度合いだけどね
テガラ状にまとめて下浜にある乾燥機へ
下浜は上浜より早めに干しあげているので乾燥度合いは更に良いので、本当に勿体ない感じでした
乾燥倉庫に搬入するには乾燥しすぎて取り扱い注意
割れたり折れたりする
14時ちょいすぎ、全てを乾燥倉庫に搬入し、本日のコンブ作業は終了
明日は、9時くらいから乾燥機から降ろす作業と切る作業があるそうです
帰宅早々電話が鳴る
『明日も手伝ってくれるべか~』
いっすよ~、よろしくお願いしまーす
生のコンブが昆布製品になるまでの作業工程や労力、天候に左右される苦労なども含めて、実体験することはとても大切なことだと感じました
今日一日で様々な思いや考えが、あらパパさんの頭と心の中をグルグルと駆け巡りました
子どもの頃は嫌々手伝った昆布干しでしたけれど、今も嫌は嫌だけれど、美味しい昆布に仕上がるまでの行程を間近で見られる楽しさの方が勝っているので、今日は本当に楽しかった
昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直します
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
一般消費者の方からのお問い合わせも大歓迎です
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