2022貝殻島さお前コンブ漁初日
貝殻島さお前コンブ、やっと出れましたね~
例年であれば6月1日からの出漁で、6月中に10日以上の出漁を期待しているのだけれど…
今年のスタートは6月22日…さてさてどうなる事やら
あらパパさがお手伝いに行ってる釧路市東部漁協の海域では、昨日で予定の3日間を消化しました
『実を入れてから採った方が歩留まりがいいから遅く採れ』という目先の損得勘定で採取を行っていた昔とは違って、昆布そのものの『美味しさ』や生産者の将来を考えながら、採取開始日を決定する傾向のある地域や漁協は、この昆布業界の中では進んでいると思います
とは言え、利権の固まりのような昆布業界…この先まだまだ様々な問題が起きてくるでしょう
日高昆布の産地でも、昨日に初日を迎えたところがあります
日高昆布の初日は、通例7月に入ってから始まり、しっかり実入りさせてから行う地域は7月15日が解禁日となっている地域もある中、6月の中旬以降に初日を迎えるというのは異例ですが、あらパパさんは素晴らしいことだと思います
何が素晴らしいかというと、昆布の品質の問題です
昆布は生長します
野菜と同様、若ければ柔らかで、生長しすぎると固くなります
風味や食感だけでなくダシのうま味も変化してきます
ダシによし、食べてよしと言われる日高昆布ですが、やはりそういったことが可能な品質の昆布は、適度の厚さに生長した日高昆布であって、真っ黒く分厚くなった(一般的に良いとされる昆布)ものでは、そうとはなりません
日高昆布に関わらず、昆布と言うものは美味しさを見極めて採取されることも選別されることも検査されることもありませんので、今は、結果的に美味しい時期に採取されているか、美味しい昆布を選び採り作っている変わり者の生産者を探すかしなければ、良い昆布を入手することは難しいと思う
先日参加してきた共同会社シーベジタブル主催のポップアップレストランを取り仕切ったシェフ曰く
超高級の昆布をお店から購入してきたけれど、それは誰が決めた基準で売っているのですか?と尋ねられました…
要は、超高級で高価な昆布だったけれど、美味しくなかったということです
あらパパさんへ寄せられるDMの中にもそういったご質問をされる方々も少なくはありません
見た目や大きさなどの規格や流通も大切ですが、今後の昆布業界の将来を考えるならば、それとは別に『美味しさを基準とした選び方と流通』を考えていった方がよろしいかと思います
昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
一般消費者の方からのお問い合わせも大歓迎です
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