海の栄養源と春採太郎

国内最大級の砂岩脈が、あらパパさんの住む釧路市の興津海岸で間近に見ることができます

とは言え、日中の干潮で大潮の時以外は遠くから眺めることすら出来ない場所です

先月から、日中の干潮の度にコンブの生育状況を確認しに浜を回り砂岩脈の春採太郎も見てはいたのだけれど、今月の大潮は大時化から始まり東京出張もあったので、今回最後の大潮は帰釧後の19日にギリギリ間に合った感じです
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あらパパさんの場合、砂岩脈の春採太郎が目当て(ちゃっかりあらママさんと記念撮影はしたけれど)ではなく、日差しが強くなってきたこの時期の昼の大潮で、どれだけの昆布が干上がったのかを確認したかったのです

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干上がって海水に浸かってを繰り返すこと1週間
2年生の成昆布も1年生の水昆布も干上がった部分が真っ白に色抜けしていました
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昆布以外の海藻も例外ではない
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けれどこれは悪い事でも不吉なことでもないのです


色抜けして枯れてしまった海藻は、次の干潮時までに腐敗し海の藻屑となり海中の栄養源になって、様々な生き物の糧になってくれる

陸上も海中も食物連鎖の底辺が生物全体を支えています

山は木々が無くなると小動物やそれを捕食する大型動物が住めなくなるということは誰もが想像できるし知っていることだと思うけれど、海の場合はこれまで海藻がどれだけ繁茂していてどれだけ減ったのかを気軽に見ることはできないので人々の認識は薄い

サケがとれない、サンマやイカが来ない…赤潮が…

あらパパさんから言わせると海藻の生える環境が悪くなっているのだから来るわけがないと思うし、昨年の赤潮被害もたまたまの例外ではないと思っている

海藻や小さな微生物の住める環境づくりを意識しなくては、根魚や回遊魚も戻ってくることはなさそうです

そして温暖化、海水温の上昇、海流変化、自然災害なども、環境破壊が大きく関係しています

眼に見えるところばかりに意識を向けるのではなく、普段は見えないところにも意識を向けなければ…ですね

国内最大級の砂岩脈『春採太郎』と海中の状態を間近で見られる次のチャンスは、6月27日28日あたりから7月2日3日ごろです

詳しくは釧路市潮汐表をご確認ください



昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています

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あらパパさんの叫び