連続4日間のコンブ漁 - 動画もあるよ~
7月1日から採取が始まった釧路市東部漁協のナガコンブ漁

天候と凪にも恵まれて、昨日の4日まで連日の操業
auの携帯電話が災害レベルの不通状態もあったので、早朝の浜回りからあらパパさんの陸回りの仕事は始まる
初日は曇り空
霧がかかり結局は乾燥機のお世話に…
コンブを干して、砂引きして、集めて、乾燥機の棒にかけて、乾燥機に搬入
身体が慣れない初日から結構疲れました
翌日の2日は曇り空に少しだけ太陽が出てくれるような天候だったけれど、気温は高かったので何とか天日乾燥で仕上げることができました
前日の乾燥機に入っている昆布を下ろし、日入れして切るという作業も行ったので疲れた~
コンブを干して、砂引きして、集めて、切って、積んで、倉庫に搬入して、乾燥機から昆布を出して、集めて、日入れして、切って、積んで、倉庫に搬入
3日目、この日は天気も良くてバッチリ綺麗に乾いた
コンブを乾燥させるには最高の天気だったけれど、作業をする人にとっては最悪の天候
コンブ作業には慣れてきたので身体の疲れはさほどではなかったけれど、暑くて、汗ダラダラで、熱射病になりそう~
4日目の昨日は午後から雨の予報が入っていたので、採取時間を1時間早く切り上げた
そのおかげもあって、早々に干すこともできたのでお昼過ぎには切って倉庫に搬入できた
15時過ぎ、怪しい雲がでてきて16時過ぎには雷と大粒の雨が…
最高のタイミングでした
本日5日目、天気は雨予報、連日の疲れ、採るコンブが少なくなったなどの理由から休漁
久々のゆっくりした朝を満喫している
あらパパさんは、浜中町霧多布出身
ナガコンブの量産地帯で祖父母がコンブ漁を営んでいたので、子供のころからコンブ干しの手伝いはしていましたし、あらママさんと結婚してからも、あらママさんの実家のコンブ干し(今はカキとアサリ専業)もお手伝いしていました
子供の頃はナガコンブを、あらママさんの実家ではオニコンブを!
コンブを干す作業はコンブの種類が違うと全く違う
幅が10㎝前後、長さが10メートル前後のナガコンブ
幅が30㎝前後、長さが3メートル前後のオニコンブ
足腰に負担がかかって干す技術も必要なのがナガコンブ
おそらく、ナガコンブ以外のコンブを干したことのある経験者でも(生産者でも)ナガコンブを干すのは難しいはず
出来るとしたら長さのある日高コンブを生産している襟裳岬や庶野、広尾の方々でしょう
同じ道東のナガコンブ漁でも、コンブの質が違う
幅や長さなどのサイズも違うけれど、何より身入りの状態が全く違う
あらパパさんが子どもの頃に経験したナガコンブのイメージより重く足腰に効いた!
流石は釧路のナガコンブ浜中や根室方面のイメージとは全く違った
とは言え、コンブを干す環境は全体的には楽だった
採取場所が根拠地から近いため、中揚げ(時間途中で水揚げ)をするので、コンブ干し作業の合間、結構な時間の休憩があり身体を休めることができる
その他、コンブ干し作業や乾燥機、集めて切る作業など、嫌々手伝っていた子供の頃には感じることのできなかった様々な状況が、昆布に生かされてきた約30年間を経てから経験することで、見える視点や観点は大きく違った

生産者の様々なご苦労を改めて知ることの重要性は、これからのあらパパさんの人生の糧になります
この後は天候がパッとしない日が続く予報
台風の影響はどの程度あるかは分からない
けれど、あらパパさんが陸回りとしてお手伝いできるのは7月14日まで
後、何回出られるだろう?
中旬以降は、羅臼、宗谷方面も回る予定です
お世話になっている親方のコンブ採取
動画で盗撮してきました
見どころ
・棹にかけたコンブを選りすぐって良いものだけを採取している様子
・採取に集中しているようだけれど、大きな波にも神経を向けているシーン
・根元付近を纏めて縛り荷揚げする様子
・コンブ属の中で世界一の長さを誇るナガコンブの長さ
・その他様々な重労働
昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
一般消費者の方からのお問い合わせも大歓迎です
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