若い世代に昆布(海藻)の魅力を知っていただく活動
昨日、『良い昆布の条件』をいろいろと書かせてもらいました
昔々から変わらない流通販売や消費は、原料である昆布製品の生産や出荷方法の変革がないからこそ『昆布の消費や食文化の廃れ』が結果として今あるのだという、あらパパさんの考えをお伝えしました
ピンとこない方もいらっしゃるかと思うので、もう少し簡単にお伝えします
魚は獲って、基本生出荷され流通販売され消費されます
素材そのものを出荷されるので、流通販売される様々業者が様々な形に変化させます
活け締め、野締め、熟成、ラウンド、セミドレス、ドレス、フィレ―、乾物、塩漬けなど色々とあります
なので、消費の形(食文化)も様々で時代に合わせて進化もしています
それに比べコンブは、昔々から変わらず乾燥させたものだけ
しかも、これまた昔々から変わらない規格で選別された製品が基本で、流通販売も凝り固まったしくみでしかないのです
なので、流通販売される業者さんも昔々から変わらない形で売っていますし、消費する側も昔々から変わらない世代が昔ながらの使い方や食べ方で消費するだけなのです
例えば、卵の出荷は生卵は禁止で茹で卵のみの生産となったら…
お米は炊いたものだけ…
野菜は塩漬けだけ…
果物はシロップ漬けだけだったら…
世の中の料理(食文化)で食べられる(食べられなくなる)ものを想像してみてください
変わること全てが良しではありません
変わらないことが良いということもあります
けれど、変わらなければ確実にコンブの生産も、昆布の流通も、こんぶの消費も淘汰されていくのが目に見えているような氣がします
コンブに生かされてきた者として、ただただ淘汰されていくこの環境に、指を咥えてみているだけでは情けないと思うのです
業界からは様々な否定もあるけれど、生出荷を試みる漁協や独自販売に挑戦する漁協の努力は上等だと思う
大きな枠組みで同じ動きをする(右も左も上も下も同じ)というのが、これまでの業界の基本でしたが、これからの時代は個の枠組みの中で同じ方向(右は右、左は左、上は上、下は下)を見ていけるもの同士が動いていかなければ、いつまでたっても変われないし淘汰されるだけなんだと感じてならない
直接的でも間接的でもどんな些細なことでも、若い世代にコンブ(海藻)の魅力を知っていただく活動が必須で大切だと思うわけです
興味を持っていただく活動として、コンブ(海藻)は食べるだけではありません
脱炭素!CO2の吸収にも大きく役立ちます
あらパパさんの住む釧路市でも、港内を利用し環境に適応しやすいオニコンブが試験養殖されました
今注目されている『ブルーカーボン』の効果実証にあらパパさんも興味津々です
森林が伐採されると『自然破壊は環境汚染につながる』と誰もが考え何かしらの行動を起こします
海の中のコンブ(海藻)はどうでしょう?
環境汚染や食物連鎖のバランスが崩れ、コンブ(海藻)が無くなったとしても、誰も気づかない
結果、何も考えませんし行動も起きません
海の環境が間接的にでも観察できるしくみが大切だと思います
また、北海道の海洋環境は対岸の火事と思っている地域が殆どですが、本州の状況を知ると困ってからでは遅いと思うわけです
先々をみている方たちはあらパパさんの知る中でも『コンブの種の保存』活動をされている方は何人かいらっしゃいます
あらパパさんも『コンブの種の保存』については共感しておりますので、できる限りの協力はさせていただいてます
悪足掻きかもしれないけれど、できることをできることからやっていきたい
昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
一般消費者の方からのお問い合わせも大歓迎です
連絡方法は次の何れかへお気軽に!
◆Gmail arachinpapa@gmail.com
◆FBメッセンジャー https://www.facebook.com/arachin.papa/
◆昆布大使2013~昆布大使がゆく! - こんぶネット
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