昆布の目利きと食べ方の基本
お店に陳列されている昆布商品をみると、様々な種類があります
ネットやこんぶログで調べるのではなく迷わず手にとれるような説明文のついた商品が必要だと思います
山だし・早煮・日高・特選・特上などなど
それぞれに意味のある商品名もあれば、単に販売促進のためにある商品名もあるのですが、消費者からすると何が何だかわからない
このようなコメントが寄せられましたが、あらパパさんにできる仕事ではなさそう…
今のあらパパさんに出来ることと言えば、そういった消費者の意見をブログで紹介したり、昆布に関する知識や情報をお伝えすることなのです
ということで!
食材である昆布の目利きができるように、昆布の基本を覚えましょう
昆布を購入するときに氣にするところ
・種類(ナガ・ミツイシ・マ・オニ・リシリ・ガゴメ・ネコなど)
・状態(厚さ・幅・長さ・伸し・刻み・)
・価格(原藻は浜値の倍から三倍くらいを目安にしている)
食べ方に合わせて種類を選びます
人それぞれに好みはありますが、幅の広い昆布がダシ用で、幅が狭く萎れた昆布が食べる用だと覚えてくれるといいと思います
・おでんなどの具にはナガコンブ(早煮昆布)
・佃煮や昆布巻にはミツイシコンブ(日高昆布)
・魚の昆布〆にはマコンブ(山だし)
・鍋物のおダシにはオニコンブ(羅臼昆布)
・お吸い物のおダシにはリシリコンブ(利尻昆布)
・松前漬やネバネバ料理にはガゴメコンブ(猫足昆布でもいい)
昆布の状態で美味しさや風味に違いがあります
・萎れた感じのもの(特別早い時期に採取されたもので風味が豊で煮物に向いている)
・薄いもの(早い時期に採取されたもので風味が豊で煮物や昆布〆に向いている)
・適度な厚さのもの(最盛期に採取されたもので風味、うま味、食感のバランスが最良)
・分厚いもの(終期に採取されたもので風味、うま味は劣るが食感が特別)
・長さ(カットものは廃れの部分なので美味しさのバラツキは大きい)
昆布の価格は浜値の三倍を目安にする
毎年、浜値の価格は変動しますし、種類や等級によっても違ってきます
なにより無駄な流通にのった商品はべらぼうに高い、暴利な商品もあります
なので、大まかになりますが、あらパパさんの末端価格基準をお伝えします
乾燥した昆布100gで…
・ナガコンブ200~300円
・ミツイシコンブ300円~500円
・マコンブ300円~1000円
・オニコンブ500円~1000円
・リシリコンブ800円~1200円
現状の生産流通販売のしくみでは、美味しいもの、質の良いものが高価ではありません
あくまでも、見た目のよいもの(長い・幅広・伸し・黒い・厚い)、製造に手間のかかるもの、数量の少ないもの、特別な流通にのったものほど高級で高価なものとして販売さています
ちなみに、昆布の使い方の基本もお伝えします
昆布の用途には向き不向きがあり美味しさの好みは人それぞれです
基本的にどのような種類のどのような状態のものでも、ダシは出ますし食べられます
・乾燥した昆布はあくまでも保存用として考えてください
・ダシ用に使う時はキリ吹きで水分を当てて若干柔らかくし冷蔵保管(何回か使う分をまとめて)
・昆布の表面にわずかな土砂などの付着がある場合があるので拭くか、氣にしないか(あらパパさんは氣にしない派です)
・食べる用は水戻ししてから使用するので、昆布の表面を拭く必要はありません
・食べる用を水戻しした時に出たダシは汚れを濾しとって使ってください
消費者さまには、食べ方に合わせて美味し昆布を見極められる目を養っていただけたら幸いです
昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
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