あらパパさんの得意技!?昆布の種類や産地を…
昆布は、種類や採取場所の違いによって、色や形などの形態、長さや調整の状態など、様々な知識や情報を消去法で絞っていくことで、おのずと選択肢は狭まっていきます
これは、以前に書いた『仕事を覚える努力より覚えられる環境が大事』で取り上げた、先ずは仕事が出来るようになる『仕事』とは違います
一人前に仕事ができるようになってから自身の努力で身に付く、これこそが技術であり技能なのです
パッと見た瞬間!走馬灯のように脳内を駆け巡る様々な知識と経験の選択肢が消去されたり追加されたり…
直感みたいな部分もあるかもしれませんが一瞬で推定します(断定することはできない)
あらパパさんの得意技!?能力なのです!
先日、とある地域の生産者から『友人がメルカリで出品している昆布はどこ産なのかを知りたいので、あらパパさんの見極めと見解をお願いしたい』という相談の連絡が入りました
相談者は、他地区で昆布を生産している友人から『今年の昆布の水揚げが少なかったので、賄昆布を分けて欲しい』とお願いされ、自身の生産している昆布を譲ってあげたとのこと
相談者からは、賄昆布が欲しいということで友人へ譲ったのだけれど、転売しているのではないかとの疑いがあり、転売する目的となれば譲るにしても色々(譲渡価格など)と制限や取り決めもあるので、友人の出品している昆布がどこの産地のものなのかを判断してほしい
もし、自身の昆布をそのまま転売しているようであれば納得がいかない、という
確かに、産地(明記していない)の偽装はされてはいないようだけれど、生産者が産地の違う生産物を販売するとなれば、それ相応の説明や販売方法があって然り、仮に産地を誤魔化すような思いがあったとすれば、それは道徳や倫理に反する行為でもあるし、ましてや、譲渡価格が無料、または友人価格であったものを通常の価格で販売したとなれば相談者としては面白くはないのは当然だろう
ということで、あらパパさんの得意技!昆布の種類や産地の見極めを実行することにしました
流石に、袋詰めされた製品を、しかもカット済のものを見極めるには、判断材料が無さすぎ…
そのことを相談者へ伝えると…
相談者自身の昆布と、友人の出品していた昆布の写真が、袋から出された状態で見比べ用として送信されてきました
出品された友人の昆布
相談者の昆布
少しずつですが、見えていなかった部分も見えてきたので、袋詰めされていた写真より判断材料は多くなった
とは言え、冒頭にも説明しましたが断定することはできません
やはりカット済の昆布は、全体の形状や状態を見極めることができないのでとても難しいです
昆布はやはり全体を見て判断しなければ消去法で絞っていけることも少ないのです
参考写真
後日、『友人と腹を割って話をして解決できました』と連絡が入りました
あらパパさんが力になってあげられることは少なかったようですね(汗
友人が言うには『販売している昆布は自身の採ったもので、相談者から譲ってもらった昆布ではないとのこと』
相談者も『実際に手に取ってみたら、自身の昆布と質が違うようなので…』先ずは納得しました、とのこと
あらパパさんからは『解決されて良かったですね』とお伝えし、それ以上のことはお伝えしませんでしたが…
すると、相談者の奥様から要望が入りました
『どうしても納得いかないので、やはりあらパパさんに実物を見て欲しい』と…
あらパパさんとしては、実際に手に取って目を凝らして見極めたり、何だったら香りや味も確認できるので、写真を見て判断すよりは推定できると思う…けど…
何度も言いますが断定はできませんので、あまり期待はしないでくださいねと注釈し、現物の見極め依頼をお受けすることになりました
※断定の必要がある場合は専門機関にDNA鑑定の依頼をお願いします
昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質のこだわりや管理
あらパパさんの意識と共鳴した、共振した、似た目的だ!
そう思ってくださった生産者や販売者の方々に、あらパパさんの持っている情報や知識、そして時間をご投資させてください
一般消費者の方からのお問い合わせも大歓迎です
連絡方法は次の何れかへお気軽に!
◆Gmail arachinpapa@gmail.com
◆FBメッセンジャー https://www.facebook.com/arachin.papa/
◆昆布大使2013~昆布大使がゆく! - こんぶネット