黄金昆布Golden Kombuが届きました
注文して三日後の昨日、販売者である昆布森の生産者様からLINEで連絡が入りました

『ご都合が良ければ、直接お渡ししたいです』
昨日は透析中でもあったので、今日持ってきていただいたのですが、『わざわざネットからご注文をいただかなくても、言っていただければいくらでもお分けしたのに』『支払いはカード決済になってしまったので…多めに入れてきました』と、ありがたいお気遣い
多分、直接の連絡で分けて欲しいと言えばそうなるだろうと、あらパパさんは分かっていたのであえてネットで注文させてもらったのです!
約一年ぶりにお会いして、あらパパさんちのアパート前で数分程度『黄金昆布』について立ち話をしましたが、やはり苦戦している様子でした
『この黄金昆布は2年熟成させたものです』
『そのまま食べてみてください』
『羅臼とは比べられなかもしれないですが…』
『多い時で月に数十袋…』
『なかなか難しいです』
まぁ当然と言えば当然かもしれない
先日の記事でもお伝えしたとおり、他の昆布と何がどう違って美味しいのかという『黄金昆布』の特性やこだわりがみられない
そして消費者に使ってもらいたいお勧めの食べ方なども無いので、購入した消費者はダシであれば高級昆布と、食べる昆布としてなら早煮昆布と比べてしまうのは当然だと思うのです
特に黒光りしている昆布を選定
昆布には種類によって規格があります
規格でいう上等級ほど価格が良いので、生産者も関係業者も消費者も『黒くて厚みのある』ものほど美味しい昆布だと疑わないのです
しかし、あらパパさんは30年という長い期間、規格に則り昆布を見定めてきましたが、仕事を忠実に遂行すればするほど、規格でいう上等級と食材としての昆布の美味しさとの間に生まれた葛藤と疑問が大きくなっては爆発するのです
その度に、こんぶログの『あらパパさんの叫びカテゴリー』へ思いの丈をぶちまける
子供や孫達に良い環境の昆布業界を引き継がせたいと考えている生産者へお願い
昆布を色々な調理(子供の喜ぶ)方法で食べる努力をしてほしい
他の地域で生産される昆布の特性と美味しさを知ってほしい
他の地域で生産される昆布の取扱数量と製造方法と価格を知ってほしい
その上で、自身の採っているコンブの特性と特徴と魅力を最大限に引き出した生産と製品化、それに見合った価格と販売方法を行っていかなければ新たな時代を切り開くことは難しいです
今日、届いた黄金昆布の封を開け、漂ってきた昆布の香りを嗅いだ瞬間に、そんな思いが頭の中を駆け巡るのです

そして次のような計算式も…
『特に黒光りしている昆布を選定』=ナガコンブ=元=規格でいう上等級=子のう斑=ダシ用昆布でいう=後(后)どり=ダシが濁る=等級も価格も落ちる=旬を過ぎている=『一般消費では美味しいとは言えない』
コンブの種類が違うだけで、採取時期、規格、流通、価格、用途など全く違いもありますが、海藻としては形や大きさ旬の時期に違いはあるけれど全て同じ仲間であって同じ食材なので美味しさの基本は一緒です
今日からしばらくは、あらパパさんなりに食べ方や使い方を色々と試行錯誤をしてみますけど、一般消費者へ黄金昆布の魅力を伝えるにはかなり苦戦するでしょうね
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