厚岸臨海実験所のオニコンブ採取と新しいウエーダー
ブログを開設当初からお付き合いのある釧路市のコバダイさんから四月の末に連絡が入りました
北大水産の大学院生からオニコンブを採れる場所を聞かれていて、もしかしたら夏前に厚岸の臨海実験所に行くことになるかもしれません。もしもタイミングが合えば、ご一緒にいかがですか?
おお!いいな~
例の大学院生と連絡をとりました。修士論文のテーマとして北海道・東北に生育するマコンブ系の分類を扱うにあたって、道東のオニコンブや日本海からオホーツクのリシリコンブを入手したいとのことでした。
1か所ではなく、いくつかの地点のものを集めたいということで、厚岸は直接取りに行こうと思っているけれど、羅臼や宗谷など、函館から距離のある地点については、漁協さんを通して冷蔵・着払いで送っていただけるようお願いすることも考えているとのことでした。
そこであらパパさんにご相談なのですが、羅臼や宗谷地区の漁業者さんにつないでいただくことは可能でしょうか?
オッケー―^^v
ということで、学生さんとメールでやり取りしました
はじめまして。北海道大学水産科学院修士1年のTと申します。
自分は昨年、福島に生き残っているマコンブ類の起源を遺伝子から探っていましたが、その過程で道南のマコンブとホソメコンブに種としての違いがないように見えました。
ホソメコンブはマコンブの形態変異ではないかと推察する意見も聞いており、興味深く思っております。
そこで今年は調査対象を東北~道南から、東北~北海道全土まで広げたく思っており、研究に際して北海道のマコンブ類(マコンブ・ホソメコンブ・リシリコンブ・オニコンブ)を集めております。
本研究の目標といたしまして、リシリコンブ・オニコンブ・ホソメコンブとマコンブはどのような関係にあるのか解明したいと考えております。
また、北海道よりも暖かい東北~福島に生育しているマコンブ類と、北海道に生育しているマコンブ類はどのような関係があるのか、ホソメコンブ並びに他のマコンブ類は果たして環境変異個体なのか比較していきます。
自分の研究を通して、少しでもマコンブ類の天然資源の回復に貢献できればうれしく思います。
現在、道南~東北にかけてのマコンブ類は採集が進んでおりますが、道北のリシリコンブや道東のオニコンブは採集ができておりません。
北大の施設を活用し自ら採集を行うことが理想なのですが、長く滞在ができないことやウェダーでしか採集ができないことがあり漁業従事者の方々にご協力をお願いしたく思っております。
リシリコンブ、オニコンブであれば、藻体の状態、年数、形態はどのようなものでも問題ございません。
ご検討のほど,どうぞよろしくお願いいたします。
スゴイね、若者、頑張ってるね、あらパパさんに今できることは応援!
羅臼は漁協がしっかりと対応してくれそうなので担当部長を、宗谷管内は熱量のある若き生産者さんをお繋ぎしました
5月の11日、既に宗谷地区のリシリコンブは発送され、羅臼のオニコンブは7月中旬の採取が始まったら送ってくれると約束してくれたそうです
よかったよかった
ということで、6月3日の土曜日に厚岸臨海実験所に行ってくるのですが、土曜日だったので、前後一週間の透析日程を調整してもらい、キャッチ&リリースの釣りをやめてから、かなりお高めなウエーダーだったにもかかわらず引っ越しのついでに廃棄したものだから、今回はこれを機にお手頃なウエーダーを購入したりと少々気合が入ってきました
楽しみですね
これでまた、じゃばじゃば水遊びが出来るようになりました!うれしい~
あらパパさんのことだから悪い事に使わなければいいけれど…ね(汗