圧力鍋でやわらか煮ツブ、アオツブでお馴染みのヒメエゾボラ
アオツブでお馴染みのヒメエゾボラ
独特な風味と身質の固さから敬遠されがちですが、お酒呑みには好きな方がいらっしゃいます
安価な居酒屋メニューの『ツブ貝のつぼ焼き』といえば北海道ではアオツブが使われていることも多い
そんなアオツブはアサリを掴んで食べてしまうので生産者にとっては厄介者
毎年のこの時期、産卵でアサリ島に上がってくるアオツブを一網打尽に駆除するのです
そして、駆除したアオツブは美味しくいただくのです
たくさん駆除できたら、兄弟や友人へゲリラ発送もするのですが、今年は案外少なくて(汗
あらママさんの大好物なので今年は自家用のみ
アオツブはお刺身でも食べられないこともないのですが、大きくても握りこぶしより小さいくらいのサイズなので、剥くのも大変だしそもそも過食部分もが少ないので面倒なことはできるだけしない
なので、基本は茹で(蒸し)て食べるのだけれど、食べるまでにまぁ手間がかかる
まず、鍋に殻ごとアオツブを入れて1㎝ほど水を加え沸騰してから5分ほど蒸す
冷水で冷やしてから千枚通しなどでクリッと身を抜き殻から外す
先っちょのグリグリは食べられるけど、内臓は取り除いた方が無難です
ヘタを取ってから剥き身の背の部分を半分くらい切り込みを入れて唾液腺を取り除く
塩もみを何度か行い綺麗に洗浄する
ここまで手間をかけると美味しく食べられます
そのままでも美味しいですし、ワサビや生姜、南蛮醤油でいただくのもいいですね
あらパパさんちでは、圧力鍋で煮て食べるのですが、アオツブの固いイメージが全くなくなってしまうほど柔らかになります
作り方は簡単
蒸して食べられるようになったアオツブ、臭み消しに青ネギとショウガとうま味を引き立てるための昆布とピリ辛鷹の爪を圧力鍋に入れて、水と酒とみりんと砂糖を加え、圧力がかかってから10分火にかける
10分後、火を止めてから圧が自然と抜けるまで放置し、蓋を開けて醤油を加えさらに5分煮込んで出来上がり
北海道民はあまじょっぱい味付けが好みです
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