日高昆布vs.利尻昆布vs.釧路昆布、昆布巻の味比べ
2023/07/15
北海道の昆布は、種類ごとに用途の向き不向きはありますが、どの種類の昆布でもダシは出るし食べることはできるので、一般的にはそれほど気にせず食材である昆布を楽しみながら活用していただけるといいと思います
でもね、あらパパさんはやはり気になるのです
冷凍庫に以前購入したサクラマスの切り身が残っていたので昆布巻で味比べをしてみました
ダシ用に向いている昆布の代表には利尻昆布を!
食べる用の昆布の代表には釧路昆布を!
ダシ用にも食べる用にも向いている両党昆布の代表には日高昆布をチョイスしました!
結び目が同じ方向で二か所が日高昆布、結び目を交互に二か所が利尻昆布、一本結びが釧路昆布
利尻昆布はあらパパさん管理で3年間熟成させた繊維の柔らかになったリシリコンブの葉元部分を!
釧路昆布は以前購入した釧路町産のナガコンブの葉元部分を!
日高昆布は近所のスーパーから購入してきた比較的若い昆布の葉元部分を!
それぞれの昆布を水で20分ほど戻してから使用し、作り方については以前の記事で紹介してますので割愛しますが、具はもちろん、同じ鍋で一緒くたに作りましたので、味付けや煮込み時間は全て同じ条件下です
チェック項目は以下の4点
・噛んだ瞬間に感じる固さ
・咀嚼したときに感じる歯触り(舌触り)
・具材とのまとまり
・昆布そのものの味(風味)
順番に試食してみて一番柔らかで歯触りも良く、具材とのまとまりと昆布そのものの美味しさが完璧だったのは釧路昆布でした
あらパパさんには試食する前からの固定観念もあるかもしれないので、あらママさんにも三種類の昆布巻をブラインドチェックしていただきました
すると迷わず、一番美味しいのが中央で右と左はどちらも固めで、特に左は昆布巻としてはどうかな?というほど固かったと指さしで教えてくれました
全てあらパパさんと同じ意見だったので、食べる用昆布の王者は間違いなく釧路昆布(ナガコンブ)であることは間違いないようです
熟成で繊維を柔らかにしたとしても、食べる用としてのそもそものポテンシャルの違いが結果として現れたのかもしれないですね
それと、日高昆布は近所のスーパーで購入したものなので、おそらく昨年度産の昆布で熟成が進まず、余計に固く感じたのかもしれない
現代の日高昆布は湿りを加えるという製造行程をしている生産者は極端に少ないですから尚更でしょうか!?
っていうか、昆布巻なんて作って食べる方は日本人でも極稀になってきているので、もっと別の何か新しい食べ方を考案しなきゃですね
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