乾燥した昆布の膨張率(長さと幅)
北海道の乾燥した昆布にはそれぞれに特徴があります
パッと見だけでも
厚い昆布
薄い昆布
長い昆布
短い昆布
幅の広い昆布
幅の狭い昆布
伸びた昆布
縮れた昆布
黒い昆布
茶色い昆布
白い昆布
黄色い昆布
赤い昆布
穴の開いた昆布
などなど、羅列したらキリがない
これだけの特徴があるので、昆布というものはこうだ!という明確な答えはありませんが、今回は、先日販売しました『釧路産なが棹前昆布の一本物』をご購入いただいた〝次郎長屋の若旦那〟のFBにあらパパさんの記事がシェアされていて、そこに『乾燥して10メートルですか?乾燥する前はどの位あったのでしょうか?』とコメントをされている方に対し『おそらく倍はあったんじゃないでしょうかね~』と返答されていたので(驚)
先ずですね、昆布って長さ(縦)と幅(横)で膨張率が違います
水に戻した昆布はとても大きく膨れるイメージがあるかと思うのですが、実は長さはさほど変わらず、幅が大きく膨らむのです
当然、昆布の種類や部位など、品質の違いによって膨張率は大きく変わりますので、一概に何倍になりますとはお伝えできないのですが、あらパパさん自身もとても気になってしまったので、実際にどれだけ膨張するのかを昆布を使って調べてみることにしました
サンプルに選んだ昆布は、リシリコンブ(右)、ミツイシコンブ(中央)、ナガコンブ棹前(左)です
何れも長さを20㎝にカットし、幅を伸ばして測るとリシリが7.5㎝、ミツイシが5.0㎝、ナガ棹前が3.5㎝ありました
それぞれを測定後ぬるま湯に浸す
浸すこと1時間
十分に水戻しされたこんぶを測定すると
長さは何れも21㎝(誤差数㎜)、幅はリシリが13.0㎝、ミツイシが9.5㎝、ナガ棹前が5.5㎝でした
この様に、長さはさほど膨張しませんが、幅は1.5倍から2倍近くになるのです
ちなみに重さについては、かなり以前にもお伝えしましたが5倍から10倍に膨れます
ストック食材、水に戻すとミネラル豊富でうま味たっぷりのダシ、何倍にも膨れたダシガラは食物繊維がたっぷりな海野菜
昆布って本当に優秀な食材なのです
スポンサーサイト