始末の料理~大根や蕪の葉っぱ捨てていませんか?
2023/10/23
食欲の秋には旬の食材が沢山あります


漬物の時期になると大きな大根や蕪などが安く売られるようになります
しかも、いつもとは違って大きくて瑞々しい葉っぱが付いて売られています
葉っぱを刻んでみそ汁の具にしたり炒めものにしたりする方もいらっしゃるかもしれませんが、正直あまり美味しいものではないと思うし、毎日だと飽きるのでたくさんは食べられません
あらパパさんちではそんな葉っぱを漬物にしています
とはいえ、そのままつけると青臭いし硬いしそれほど美味しい漬物にはなりません
美味しくいただくには、ちょっとした手間が必要です
今回は本格的な漬物ではなく、市販の昆布濃縮ダシや浅漬けの素を使った簡単な方法をお伝えします
先ず大事なのは、塩を適量入れた湯に大根や蕪の葉っぱを浸すのです
量や太さにもよりますが30秒から1分程度、沸騰後に火を止めて十分に浸してください
全体的にシナシナとなったら一気に冷水で冷やします
冷やしたら葉っぱが千切れない程度に雑巾搾りをし脱水します
出来るだけ余分な水分を除去するため、最後はキッチンペーパなどを押し付けて除水してください
しっかりと除水された葉っぱの重量を量ります
昆布の濃縮ダシで漬ける場合は、重量に対して5分の1くらいも入れたら十分かと思います
好みによっては酢を少しばかり入れても美味しいです
浅漬けの素で漬ける場合は、重量に対して3分の1くらいも入れるとイイ感じになります
ちなみに、漬け込み液を加えたら、全体に馴染ませるように揉みこみ、余分な空気をしっかりと抜いてから、場合によっては厚みのある茎部分を手のひらで潰すように圧縮するとなお漬かりやすいでしょう
大体、翌日から3日後くらいから食べられますが、1週間くらいは十分に日持ちします
食べる時は好みの塩梅になるように漬け込み液を搾るなどして調整してください
出来立ては比較的色鮮やかなのですが、古漬けになると色褪せてきます
それでも、アブラナ科の独特な風味は十分に感じられます
風味や美味しさは、同じアブラナ科の植物である信州は長野県名物の野沢菜漬けにも似た感じがするので、ご飯のお供には最高であることは分かっていただけるかと思います
始末の料理
始めと終わりの料理です
食べ物を残さないような工夫と、食材を全て無駄なく使い切ることが大切です
一物全体という考え方からも、食べられる部分は廃棄せず美味しく楽しく食したいものですね
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