あらパパさんのソウルフード
あらパパさんのソウルフード!
たくさんある中の一つで思い浮かぶのが『猫足昆布』の『おぼろ昆布』です。
いまから約40年ほど前、あらパパさんの父の叔父にあたる方の家に訳あって預けられていた幼かった頃のあらパパさんは、そこのおじいさんとおばあさんのことを、本当の祖父母のように慕ってました。
当時の昆布漁家では、自ら採取したネコアシコンブを酢酸に浸し、特殊な刃物で削り取り『おぼろ昆布』を自家用に作っていました。
シャッ シャッ シャッ と削る音とともに削り出される薄くてきれいななおぼろ昆布は、削られるネコアシコンブの表面に暖簾のようにぶら下がる。
そのシーンが未だにあらパパさんの脳裏には鮮明です。
おばあちゃんの目を盗んで、暖簾状にぶら下がったおぼろ昆布を指で掬い取り口いっぱいに頬張る。
これがまた格別に美味しかったこと、そしてそれを見守ってくれるおばあちゃんの愛情を今でも思い出すたび胸が熱くなる。
そんなおぼろ昆布も、食生活の変化の影響かいつしか作られる方々も激減。
今では、漁業者の方で作ってる(作れる)方も数えられるほどしかいないのではないでしょうか!?
それでも現代でいう『6次産業化』の見本みたいような方々なので、あらパパさんにとっては注目すべきところ。
削る技も早々に伝授いただかなくてはならないのだけれど…。
未だ、ご縁がない。
誰かを紹介していただかなくてはならないのですが、紹介いただけたとしても教えていただける環境が、今(離れた土地に住んでいるので)はまだ難しい。
いつもお世話になってる様似の牧場の奥様から、『新物が入手できるようになったら10袋お願いね』と注文をいただいていた。
あらパパさんの母へ連絡を入れ発注。
届きました! 新物です!
やはり新物は風味が最高。
そして、賞味期限やら何やらと、義務化されている一括表示などは一切なく、購入するにしても価格表もなければ領収書もない。
この手作り感満載で愛情たっぷりなところも、あらパパさんのお気に入り。
今回のおぼろ昆布は、あらパパさんの同級生のお父様が作ったそうです。
霧多布湯沸(とうふつ)の昆布漁師です。
※浜中町では商店などで製造販売している製品もあります。
スポンサーサイト