見た目が悪いだけ…

 ここ最近、婚姻色が出て真っ黒になったCランクのブナ鮭(♂)を入手しています。
 購入していることはしているのですが、一般的に売られているものではありません(特別ルートですが職権乱用はしていません)。
 鮭としては、ビカビカ光った脂ノリのよい銀毛に比べ、浜値は格段に安い。
 ある程度の数量はフレークなどの加工用に使われてるようですが、水揚げの殆どはツブ貝漁などのエサ用に回される、かわいそうなブナ鮭(♂)なんです。

 
 味はどうよ!?と思うでしょうけど、鮭の『旬』って実はこのくらいのブナ鮭が本来のような気がする。
 トバにしても、新巻や山漬けにしても程よく抜けた脂のおかげで、長期の熟成期間に耐えられる立派な保存食が出来るからです。
 当然!食べても旨い!!
 だからこそ、この時期の鮭をアイヌの方々は重宝していたのではないかと思います。
 厚くなった皮をなめし、衣類や靴なども作ってたでしょうしね。

 食べ物の良し悪しってなんだろう!?

 特に日本人はサイズがきっちりしてなきゃダメとか…
 色が良くなきゃダメとか…
 ほぼ脂かよというほどサシの入った肉が良い肉とされてたり…
 それら見た目の良いものを生産する工程や方法はどうでもよいか見てみないふりをすることも多々…

 まぁ~ いろいろ好みや考え方があるので何とも言えないですが…

 昆布もいっしょだな~と思ってさ^^;

 美味いものは美味い、そうじゃないものはそうじゃない。
 作り方や製造方法を知ると食べる気がしなくなる食材や加工品。
 
 ちなみに、Cクラスのブナ鮭でも甲殻類を好んで食べた鮭の身は赤いんです。

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