昆布の根
ここ数日、毎日のように天気が良い。
11月から2月くらいまでは全くと言ってよいほど太陽が見えない日々だったので、ここ最近はあらパパさんの心も身体も思考も春めいてきたようです。
晴々と清々しい天気の本日ですが、日本海側のいつもの海岸は風が冷たく波も高かった。
雄大な利尻島を望み、今日は花の浮島礼文島もきれいに見えた。
暖かな日ならゆっくりと海岸線を散歩するのもいいなぁ~なんて思いつつ…。
鼻水ぶっ垂れるくらい
なまらさみぃ~
寄せては返す打ち波。
その合間で見え隠れする昆布をみた。
なんか!なんかね~、色々と考えちゃったよ。
2年目の新たな根。
若くて柔らかで柔軟性のある根。
新たな環境に合わせ、しっかりと根付こうと頑張った若い根。
岩場へしがみついてる1年目の根が力尽きる前に、波の力や潮の流れに耐えながら、頑張って生長を続けた2年目の若い根。
耐え切れなかったのか、諦めてしまったのか。
1年目の根がもう少し頑張って、2年目の根がもう少し早く岩場にしがみついていたのなら、夏に採取される頃には立派になった姿になっていただろう。
頑張りきれなかった根、様々な圧力に負けてしまった根。
後悔先に立たず、その一生を終えます。
昆布の生長と人の成長を重ねた。
これまでの努力を、水の泡とならないように。