禁酒セラピー

 ここ数年思ってたこと…

 『お酒って止められないのかな!?』

 心の奥底で止めたいと思ってた理由…。
 ・おらほで飲む独り飲みが心地よくなった
 ・酒を飲むと飲みつぶれるまでキリがない
 ・酒に弱くなり直ぐ酔っぱらうようになった
 ・話がくどい
 ・口が回らない
 ・滅多にないが何かのタイミングで怒り出すこともある
 ・酒を飲むと楽しみが減る(夜、早朝の楽しみが激減)
 ・翌朝身体が重くダルい
 ・思考が鈍い
 ・気持ちが滅入る
 ・ヤル気がおきない…etc

 これまで幾度と禁酒を試みた。
 週に1~2日間の休肝日を設けることはできても、3日間以上の禁酒はなかなかできない。
 昨年の今時ごろ、常飲するようになってからの飲酒人生(25年間)始まって以来、たった一度の8日間禁酒が最高新記録だった。


 朝、もう飲みたくない、そんな気持ちと飲んだ自分を責める思いが混ざり合う。
 夜、飲んでしまう自分を許そう、そう心で思いながら酒を飲む。

 飲みつぶれ寝込むまで、飲み続けるし食べ続ける。
 今夜は1杯だけと心に決めても、結局飲みつぶれるまでキリがない。

 どこかへ遠出した帰りも、運転を代わってもらい車内飲酒を楽しむ。
 今回は我慢しようと思っても、我慢できずカミさんに甘え車内飲酒。

 そんな飲酒ライフを送る毎日に、様々な言い訳を作っていることに気が付いた。
 ・今日は疲れたから…かるく一杯
 ・今日の仕事は忙しかったから…ご褒美に一本
 ・今日は暑かったから…冷たい生ビールだな
 ・今日は美味しいアテが入手できたから…飲むしかない
 ・今日は良いことがあったから…祝宴だ
 酒が飲めるぞの歌詞ではないが、飲むための言い訳を羅列するとキリがない。


 2015年8月2日
 娘の吹奏楽コンクールの帰り道、車内飲酒しながら思った。

 『俺ってアルコール依存症なんだ!』

 ノンベイ本人が自ら気づくことは中々珍しいかと思うのですが気づいたのです。
 というか自然と理解し納得できたのかもしれない…。

 その翌日から我慢するというより、アル中になんてなりたくない、もう飲みたくない、もう飲まなくていい、そんなスッキリとするような気分と感覚が心地よかった。

 朝の目覚めもすっきり爽快。
 断酒後は日に日にスッキリ感が増してきた。
 


 そんなころ『禁酒と断酒』というものをネットで検索してみた。
 するとこんなことが書かれていました。


 禁酒と断酒とは、全く違う考え方です。

 ●禁酒
 ・誰かに酒を飲まさないようにすること。
 ・飲まないように我慢していること。
 ・酒を飲む人から酒をとり上げようとすること。
 ・酒のない社会を目指すこと。

  ※禁酒とは、酒との闘いである。

 ●断酒とは?
 ・自分自身で、酒を飲まない生き方を選び、実践すること。
 ・酒を飲まないだけでなく、より心の健康を増進させる(成長する)為の努力を通じ、アルコール依存症から回復していくこと。
 ・素面で生きること。
 ・世の中の酒は他人の問題だからとやかく言わないが、自分は酒を飲まない生き方を目指すこと。

  ※断酒とは、酒を飲まない生き方を選択する事。要は、自分自身の生き方の問題である。

 ●なぜ「禁酒」でなく、「断酒」をする必要があるか?
 ・人の飲酒を、周囲の人が止める事は不可能だからです。飲酒に問題がある人が、その問題に気づき、自ら酒を飲まない生き方に切り換える以外に、アルコール依存症者の問題は解決しません。
 ・我慢して飲まないようにしている事とは、大変苦痛であり、危険でもあります。多くの内科医は、「酒を減らしましょう」とか、「飲まないで下さい」と指示します。しかし、飲酒のコントロールを失った人が、この指示に従えるはずはありません。なぜなら、アルコールに対する心身の囚われが出来ているからなのです。だから、残念ながら、例え禁酒を指示しても、多くは駄目ですね。断酒を目指す努力をしない限り、苦しい状態も続き、再飲酒のリスクも高いのです。


 なるほど、なおさらすっきりと断酒ができそうだ^^


 そこで10年ほど前に止めたタバコのことを思い出した。
 アレン・カーという方の本には禁煙セラピーの他にも禁酒セラピーというのもあったことに気付く。

 『百害あって一利なし』愛煙家であったころはタバコには一つも良いところがないとは思えなかったが、止めるきっかけとなった禁煙セラピーで一利もないことを知った。
 さすがにお酒に関しては一利も無いことを理解することが出来なかったので、全く読もうとは思わなかったが、今回は迷わず禁酒セラピーを手に取ることができた。

 【アレン・カー 禁酒セラピー】より抜粋

 お酒に依存してる人の傾向
 ・太る 
 ・暴れる 
 ・男ウケしない
 ・くだをまく
 ・不健康
 ・ぐちる
 ・散財
 ・説教する
 ・ヨメが舌打ちする
 ・肌が荒れる
 ・朝最悪
 ・気が大きくなる

 上記が気になるアナタヘ

 酔っぱらって恥をかいた経験はありませんか?
 自分でも覚えられないほどたくさんの経験がありませんか?

 これがまたお酒の厄介なところでもあるのですが、酔っぱらったら恥も何も覚えてない…。しかし、次の日には羞恥心と罪の意識に…。

 あなたも自分の経験を思い返してみてください。
 酔っ払いの言葉に感動した経験はありますか?
 ぐでんぐでんに酔っぱらって『すごくたのしい』と心底から思ったことがありますか?
 酔っぱらったことを、後で誇りに思ったことがありますか?
 大酒飲みの人間が人生のお手本だと思ったことがありますか?

 もちろんありませんよね。
 大酒飲みは『お酒の力をかりないと何もできない臆病者』くらいにしか思われてないのです。

 お酒を飲むと勇気が出るというのは誤解。
 お酒はただ恐怖心と抑制心をなくすだけ。
 そして、それが良いことだと私たちは長い間誤解し続けてきました。

 禁酒セラピーの本文には、まだまだ納得せざる負えない飲酒についての間違った考え方や、生まれた時から自然と洗脳され続けてきた飲酒の誤解について書かれています。


 人間の身体は母なる自然が創造した、この世で最も素晴らしいマシン。
 そんなマシンには様々な警告灯があります。
 生きてくために必要なエネルギーが足りなくなるとお腹が空くようにできています。
 水分が足りなくなると喉が渇くようにできています。
 体内に病原菌が入り込むと自身の免疫達が戦い高熱をだすようにできています。
 腐ったものや毒を間違って飲みこむと吐き出すようにできています。

 初めて飲んだお酒、美味しくてグイグイ飲めましたか?
 だれもが不味いと思ったはずです。
 飲んで吐いたこともあるでしょう。
 身体の警告灯を無視して飲み続けた結果、素晴らしいマシンである身体は免疫力を高め、ビール一杯が定量だった身体も、25年間飲み続けることによって日本酒一升にでも耐える身体となりました。
 その結果、生活習慣病やアルコール依存症などがおまけとしてついてきます。
 
 ビールやお酒では喉の渇きは潤せません、脱水症状を起こし喉が渇くだけです。
 ストレスはお酒では発散できません、お酒を飲むと五感がマヒし楽になったと勘違いするだけです。
 お酒を飲んでの仕事の不満や愚痴、責任転嫁などはストレス発散になりますか?
 翌朝にはストレスが倍になり憂鬱に。飲酒はうつ病の原因にもなるそうです。

 ・喉が乾いたら水を飲みましょう
 ・足が疲れて痛いのであれば靴下を脱ぎ足をマッサージしましょう
 ・身体が疲れたらお風呂に入って早く寝ましょう
 ・嫌なことがあったら家族へ話したり、カラオケで歌ったり、面白いテレビを見て笑うなど声を出すことも大事です
  
 ※結果を紛らわすだけのお酒ではストレスを発散することはできません、ストレスを発散するにはストレスの原因を直さなきゃネ。
 


 10年前タバコを止めました(飲酒の度にいたずらはしてたが)。
 1年半前に薬(血圧&コレステロール)も止めました。
 外科歯科以外の通院も止め、生命保険も最低限に解約しました。
 1日1食半生活を基本に食べ過ぎないように心がけてます。
 8月3日、お酒を止めることができた(二度と口にしないというわけではない)。

 人間の身体ってかなり丈夫らしいけど長く無理すると少しずつガタがくる。
 だけどね、労わってあげるとあっという間に健康になり若返るんだってさ。

 今からでも遅くはない、20代前半の心と身体を取り戻そうと思う。

 先ずは、親からいただいた丈夫な身体に…。
 いままで持ちこたえてくれてありがとう。 
 これからもよろしくね、おれの身体…。
 と感謝したい。
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