こんぶの規格 『棒こんぶ』←ぼうと読みます
さてさて、こんぶの規格シリーズも今日で最後になります。
今日、ご紹介する規格の仕立て(形状)は『棒こんぶ』。
『棒こんぶ』
等級は3等まででこんぶの種類は決められていません。こんぶの種類が決められていないのですから、北海道内で水揚げされているこんぶであれば、全ての種類に使う事ができるということになります。
ちなみに…。
今日の記事には、あらパパさんの落書きは載せません。
何故って!? 載せるほどの特徴がないからです^^;
棒こんぶ最大の特徴は一定の長さに切って長さを揃えたもの!!
そうです、そのとおりです。
『決められた長さに切ったもの』と
『決められた長さに切って長さを揃えたもの』この違いです!!
長切こんぶとは違い、下等級であっても決められた長さに全てがきっちり揃ってなくてはいけません。
その決められた長さは、地域や種類によって様々になりますが、20㎝から60㎝の間を設定していただければOKなのです。
例えば、60㎝とか、50㎝とか、45㎝とか、30㎝とかお好きな長さを設定していただてOKなのですが、昨年は60㎝だったけど今年は45㎝にしようかな?なんていう混乱を招くことはブブーーです。
良品質な部位(例えば一番切)だけを切り取って作る棒こんぶは、とても良い製品が出来上がります。あらパパさんも欲しい。
とは言え、決められた長さより短い昆布はどうする!?
その場合は、長切こんぶの下等級とか加工用こんぶに選別するのです。
良く聞く話です。
・走りに何回か採っただけ
・高齢なので採ったこんぶは少ない
・等級が多すぎてまとまらない
・量目が重すぎてまとまらない
・規格の種類が多すぎて難しい
・高齢で視力も落ちたので細かなところが見えない
…などなど。
もしかすると『棒こんぶ』という規格を使うことで、このような問題は解消できることがあるのかもしれません。
・こんな簡単に処理できるならもう少し頑張って採ろうかな
(若手後継者の採る日にちと量が増えるかもしれない)
・こんな単純な規格だったら何とか頑張れるかも
(元気な年配者が増えるかもしれない)
・こんな良い製品を作ってくれるのならぜひ欲しい
(引く手あまたになり価格も安定するかも)
一気に変えるということは、どのような環境でも弊害は多いです。あらパパさんは常々思っているのですが、小さな種としてでも何かしらお試し的なことは出来ないのかなぁ~なんて思ったりしてます。
例えば、乾燥機も持ってない高齢(後継者がいない)の希望者だけを対象とし始めるのも面白い。作った製品は、通常の流通でもOKだけど、○ょれ○さんの産直ネットショップで『大人買い商品として』ダイレクトに消費者へ届けるとかも新たな流れができる。
ほんのちょっとの数量かもしれないけれど、そんな、ちょっとした試みから大きな動きに変わることを期待したりして…。
何もしなければ何も始まらない、けれど何かちょっとしたことでも始めれば、確実に前には進む。ゆっくりでもね。
あらパパさんの妄想は止まらない。
あっ…
やっぱりね
今日の記事もシンプルには、まとまらなかったようです^^;
こんぶの規格シリーズはこれで終了です。毎日毎日ごちゃごちゃした内容のブログにお付き合いいただきありがとうございます。
来週は、こんぶの選別についてちょっとだけ紹介したいなぁ~なんて思ってますので、もうしばらくお付き合いください。よろしくお願いします。
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