なまらウマいぞ北海道-こんぶログ

今日の出来事

2014/05/12
こんぶの産地 0
1等35g以上のもの!
ただし葉末の薄いものは混入しちゃいけません…
このような日高昆布1等の規格!
もう何十年と繰り返し浜へ指導してきている内容なのですが
大勢の生産者(特に年配)は『1等35g以上のもの…』
理解してるのはココの部分だけなんだよね~!
文章って最後まで読めない(読まない)し
話って最後まで聞けない(聞かない)ものだから
あそこの1等って おらほの5等より細いよね~ とか
あそこの1等って おらほの3等より色悪いよね~ とか
いつまで経っても 同じことをいう生産者が多い!
だったらさ
規格で一番聞いてもらいたい部分を最初に持ってくればどうだろ!?
『1等は葉末が厚いもので35g以上のもの』とかね^^
だってさ! 
1等にふさわしい昆布で葉末が薄くて35g以上あるものより
葉末が厚いのに35g以下の昆布の方が確実に少ないでしょ!
ってか 浜格差があるんだから地域に合う規格を設けてあげたほうが早いな^^
 
でね
今日の検査の時にも昆布の検査を終えた あらパパに向かって父さん(生産者)が言うんだよ!

おおぉ~検査員さんよ~
『何十年もおんなじ規格を変えもしねーでオメーだじ何やってんだ!』
『どごのヤヅらもグラム数なんか見ねーでセンパしてっぺ』
『だがら若げーヤヅらがセンパ難しいって覚えられねんだ!』
『しかも査定員が値段決めて何か問題あったらオメーだじの責任だからな!そのためにオメーだじがいるんだべ!!そんなことも出来ねーならオメーだじなんていらねーべや』
 
こんなことを生産者に言われたら大体の検査員(以前のあらパパも)は間髪入れずこう言うだろう
『生産者と仲介業者と消費地が良いと言えばいつでも変えれる』
『グラム数だけでなく葉末が重要です』
『個別指導しますから遠慮なく呼んでください』
『ばら集荷の規格については地区の取り決めに従ってください』
 
何十年も変わらないやりとり^^ 笑っちゃうよね^^
全ての返答に逃げを感じる!
だからこそ何も伝わらない! 言葉も心も!!
 
変えられなかったのではなく誰も変えようとしなかった!
浜格差がありながら同規格で何十年も変える必要がないと思ってた!
浜の好き勝手な選別方法(規格よりかなり上回った)は、ばら集荷の集荷方法を理由でエスカレートしてきたのも原因の一つだろう!
長切昆布で5等まである日高昆布は、短尺ものでも2等級(4等と5等)もある!規格の整理も必要だったろうに!!
 
でもね父さん! 
後継者のいる漁家の親方達は父さんのように将来を見据えて(後継者の)心配される方も少なくはないけど
後継者の居ない生産者の方々(自分の代で廃業)は基本的に何も変わらない方が良いと思ってます
 
何かを変えたら資材とか経費がかかる!
価格は上がるのか!?
発送もコストが上がるだろう!!
今でも十分に売れてるし高価に取引もされてるから変えてリスクを負うことはしたくない!!
 
結果何も変わらない…変える気がない… 堂々巡りです
 
 
それでも今日は年配者の父さんから前向きな意見を聞けて
なんだか嬉しかった^^

 
さぁ~どうする! あらパパ
 
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