リシリコンブの新昆布、初です。
新たに芽を出した若い昆布や、2年目の再生を始めた昆布は、極寒のこの時期から夏までにグングンと生長し続けます。
生長段階で新たな根も発根し、がっちりと岩にへばり付くまで、時化などで抜け落ちてしまう昆布は数知れず。
机上計算では、昆布が芽を出し生長し2年目の夏に採取されるまでには99%以上もの昆布が何らかの原因で流出するというのだから驚きだ。
そんな抜け落ちた昆布は、波打ち際に打ち上げられるのだけれど、極寒の中、それを拾い集める強者漁師も数知れず。
今朝、極寒の波打ち際をビーチコーミングがてら観光客風に散歩をしていると、拾い昆布に勤しんでいる漁師を発見。
『おはようございます』『何をされているのですか?』と、知ってるくせにわざとらしく声をかけてみる。
すると『昆布を拾ってるんだ』と不愛想に返してきた。
さらに、『その昆布は食べるのですか?』と聞くと、『食わね~よ!!』『干して製品にするんだ』『食ったって美味くね~よ』と笑って答えた。
なので『茹でて食べたらおいしそうですけどね』と切り返したら、『したらなんぼがもってって食ってみれ』と予定通りの展開。
やったぜ v^^v
ということで、遠慮しながら3本程もらってきました。
漁師から貰ったので密漁にはならないし、観光客を装ってきたので賄賂にもならない。ってか、こんな砂だらけで50㎝くらいのペラペラ昆布が3本ですけどね^^;
さっそく湯がいて洗浄し切り分け冷蔵保管。
今夜のおかずが一つできた。
あらパパさんにとって、新昆布を茹でて食べるのが、春を感じさせるこの時期の楽しみなのです。道内どこに住んでても、これだけは外せません。
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