アイルランドの海藻食文化と北海道の昆布

昆布大使のつながりで知り合った
アイルランド在住のハミルトン純子さん
 
アイルランドでも昔から海藻を食べる食文化があり
昆布も数種類繁茂しているようです
実際に磯で採取するワークショップにも参加され
繁茂している状況などのレポートが提出されました
そんな ハミルトン純子さんからのレポートはこちら
 
画像に出てる昆布はForestKelpと現地でよばれてるそうです
直訳すると海藻の森!?
 
茎が長く海水が満と森のように生えてるそうです
あらパパが見る限り北海道で似ている昆布は
厚岸湖内に繁茂しているエナガコンブかな~と思いました

 
そうそう ハルミトン純子さんからメールで問い合わせがあったんですが、あらパパでは知りえないことだったので誰か知ってる方いないかなぁ~ってことで、実際に問い合わせのあったメール内容を転載します。
知ってる! 聞いたことある! 
そんな方 いらっしゃいましたら、ゲストブックかフェイスブックにでもご連絡ください。


『純子さんからのメール』
 
この夏、北海道で働いていた息子が聞いてきた話で真偽のほどはわかりませんが、日本人に昆布を食べることを教えたのがウェールズ人だということです。
ウェールズも古くはアイルランドと同じケルトの民族ですが、古くからローマと関係が深く、古代ローマ人が昆布を食べていたのが伝えられたとか。
もし、こんな話をお聞きになったことがあれば教えてください。
この話、ずっとひっかかっています。
 


追記:11/4 22:21 
親交しているコバダイさんから
早速ご教授されましたので記載させていただきます
 
とても興味深い記事ですね~。Oarweed kelpはLaminaria digitata、Sugar kelpはSaccharina latissimaなのですが、Forest kelpは写真を見る限りゴヘイコンブのように何枚にも分かれているように見えるので、Laminaria hyperboreaという種類かもしれませんね。Sugar kelp(カラフトコンブとも呼ばれます)は日本で食べられているコンブと同じ系統なのですが、ほかの2種はゴヘイコンブと同じ系統なのでとくに興味がありますね。

「日
本人に昆布を食べることを教えたのがウェールズ人」これについて明確に答えることはできませんが、知っていることを書いておきます。日本におけるコンブの利用の記録は、797年に作られた「続日本紀」ですが、縄文土器にもヒジキのかけらがくっついていることもあるらしいですから、利用の歴史はもっと古いでしょうね。そして、日本の昆布を初めて世界に紹介したのはドイツの医師であり探検家でもあったKaempferという人物です。彼は日本滞在中の見聞録を1712年にまとめており、その中にコンブが含まれています。

ヨーロッパでも古くから海藻の利用に関する記述があるそうですが、鑑真のように中国と日本の間を行き来するだけでも命がけだった時代に、ウェールズ人が日本人に伝えたとは考えにくいというのが私の考えです。おそらく、日本とヨーロッパのそれぞれで利用されていたのではないでしょうか?

流石はコバダイさん ありがとうございます
 
 
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