稚内リシリコンブの製品仕上がり
さてさて、ここしばらく天候の悪い日が続きました稚内市。
おかげで稚内リシリコンブの早採りも、なかなか出られてないようです。
昨日から天気も回復したので、今日あたりはどうだろう?
天気は良いけど朝から強風なので無理っぽいけど、チラッと様子でも見に行ってみようかな。
今日のお題は『稚内リシリコンブの製品仕上がり』。
昨日も「昆布の干し方」で紹介したとおり、この時期に採取される稚内リシリコンブは、基本的に〝ハサガケ〟で干しているので、風になびく昆布同士が叩かれて、うま味成分の〝マンニット〟が析出したり、身入りの薄いものは青く(黄緑)さらに塩が吹いたりするので、見た目は白くシワシワになります。
以前に紹介した〝成昆布〟と〝水昆布〟の仕上がりの差をご覧いただけると、更によく分かるかと思います。
とは言え、この時期に採取しているほとんどの方々が年配者、採ることで精一杯なので、干しあげた製品を次から次に結束し、今月の出荷まで間に合わせることが出来ないのも実情。
なので、収入となるのは、まだまだ先の話なのです。
このような見た目の仕上がりではあるけれど、さすがはリシリコンブです、独特な甘い香りにあらパパさんの鼻孔から脳を刺激され、一番身近にいる方々から喜ばれるような〝何か〟を考えたいと強く思った。
ちなみに、少しばかり身入りの良い昆布を干場(かんば)に並べて干した製品は、この時期の昆布でも十分に、成昆布の3等や4等で選別できるほどの仕上がりになっています。
この後、まだまだ手間がかかるのですけれど、旬の昆布はやはり香が良い。
『質の良い昆布』が大好きなあらパパさんにとっては、昆布の良い香は何かの誘発剤的効果があるのかもしれないですね。なんだか興奮しまくりです。
スポンサーサイト